梅酒の作り方&レシピ
〜自宅で美味しいオリジナルの梅酒を手作りしてみよう!〜
市販の梅酒も美味しいですが、自分で漬ける梅酒はやっぱり格別。初めてチャレンジする方も、毎年作っている方も必見。基本の梅酒の作り方から、お酒別、砂糖別の梅酒の特長と作り方のコツをご紹介していきます。
簡単!基本の梅酒の作り方
梅酒の作り方って、実はとても簡単なんです!手作りのいいところは、自分の好みの梅酒が作れることですよね。まずは、基本の梅酒の作り方を知って、オリジナルの梅酒にアレンジしてみましょう。
作り始める時期は?
梅の収穫は5月から始まり、7月初めころまで行われます。特に6月中は梅の出荷量も多く、スーパーでも旬の梅が手に入ります。 梅酒は作ってすぐに飲めるわけではなく、少なくとも3か月は漬けておく必要があります。夏の暑い時期に飲むなら、5月中に作ると良いでしょう。ゆっくりと時間をかけて漬け込む場合は、旬の梅が手に入りやすい6月頃に作ることをおすすめします。
基本の材料
MCコンテナー ガラス保存瓶 レードル付き 817 (1セット)
梅酒作りに必要なものは、梅の実、砂糖、お酒、保存瓶です。お酒は、無味無臭で梅本来の味と香りを楽しめる、果実酒用のホワイトリカーを使用することが多いです。アルコール度数が35度以上のお酒なら、梅がカビたりする心配もほとんどありません。砂糖は溶けだしにくい氷砂糖を使った梅酒が多く、あっさりとした甘みのある梅酒が作れます。 1kgの梅を使う場合には、保存瓶は4〜5リットルのものが必要となります。中身が見えて口の部分が広い、果実酒用の瓶や密封瓶などを選ぶと良いでしょう。
梅の選び方
梅酒によく使われるのは青梅です。青梅は熟していない梅のことで、実が固く崩れにくいため、濁りのない梅酒を作ることができます。 スーパーでも手ごろな値段で売っている青梅は、青々とした梅の香りや甘みが特長で、パンチの効いた酸味のある梅酒になります。熟れはじめの黄色みがかった梅で作ると、柔らかな酸味の口当たりがまろやかな梅酒になります。味の好みによって使う梅を替えてみるのも良いですね!また、通常の青梅より値は張りますが、南高梅や紅南高梅という品種の梅で梅酒を作るのもおすすめです。
梅を買うときには、実が大きく、目立ったキズのないものを選びましょう。また、実の表面にシワのある梅は、未熟な梅なのでおすすめしません。柔らかく熟れすぎた梅も、梅酒が濁り、腐りやすくなってしまうので、初めて作る人は避けた方が良いでしょう。 梅の実は痛みやすく、常温で置いておくとすぐに熟れはじめます。購入したら、遅くても1週間以内に梅酒を作るようにしてくださいね。すぐに梅酒が作れない場合は、冷凍保存しておくと良いでしょう。
基本の梅酒のレシピ
それでは、青梅、氷砂糖、ホワイトリカーを使った一般的な梅酒のレシピをご紹介します。この組み合わせなら、初めての方でも簡単に美味しく作ることができるのでおすすめです!
材料
- 青梅:1kg〜1.2kg
- 氷砂糖:700g前後
- ホワイトリカー(アルコール度数35度以上のもの):1.8リットル
- 保存瓶:4リットル〜5リットルで蓋つきのもの
- ヘタ取り用の竹串、布巾など
梅酒の作り方
- 保存瓶をきれいに洗ったら、熱湯を回し入れ、消毒します。清潔な布巾で水気を拭き取り、しっかりと乾かしましょう。
- 青梅を丁寧に洗い、水気をよく拭き取ります。水気がしっかりと取れたら、竹串を使って梅のヘタを取りましょう。
- 保存瓶に青梅と氷砂糖を交互に重ねて入れていきます。甘めの梅酒が好きな方は、氷砂糖を多めに入れてください。
- 青梅と氷砂糖をすべて入れ終えたら、ホワイトリカーをすべて注ぎ入れます。
- しっかりと蓋をして冷暗所に置きます。ときどき瓶を揺らして味を均等にしておくと、さらに美味しくなりますよ!
漬け込み期間目安
手作り梅酒は、3か月ほど漬けると美味しく飲むことができます。目安は梅が瓶の底に沈んだ頃です。飲み頃は1年ほど経ってからで、1年置いた梅酒はコクが出て、まろやかな口当たりになりますよ。少しずつ味が変わる梅酒を楽しめるのも、手作りならではの醍醐味ですよね。 長期保存する場合には、1年経ったら梅の実を取り出すようにしてください。取り出した梅はそのまま食べても美味しいですし、ジャムにするのもおすすめです。
お酒別 オリジナル梅酒
せっかく手作りするなら、オリジナルの梅酒が飲みたい!そんな方には、ホワイトリカー以外のお酒で作る梅酒もおすすめです。お酒の種類別に、お酒の選び方や梅酒作りのポイントをご紹介します。
ブランデー梅酒
サントリー果実の酒用
ブランデー1800ml
35度 6本入り
ブランデーで作る梅酒は、ブランデーの香りや味が梅の風味と合わさり、上品な味わいになります。甘く芳醇な梅酒が好きな方にもおすすめの組み合わせです。 作り方は、梅や氷砂糖の分量はそのままで、ホワイトリカーをブランデーに替えるだけ。ブランデー自体に甘みがあるため、お好みで氷砂糖の量を少なめにしても良いでしょう。アルコール度数も35度以上あるものが多く、どのブランデーを選んでもカビたりせずに作ることができます。初めての場合には、果実酒用のブランデーも販売しているので、そちらもおすすめです。
焼酎梅酒
【単品】奄美大島開運酒造
奄美黒糖焼酎れんと
25度 1800ml
ホワイトリカー以外の焼酎で梅酒を作るなら、麦焼酎や芋焼酎、黒糖焼酎などの本格焼酎がおすすめです。クセのある焼酎独特の風味と、梅の爽やかな酸味がよく合います。
焼酎を選ぶときに気を付けたいのがアルコール度数です。度数が低すぎるとカビの原因にもなりますので、アルコール度数が25度以上の焼酎を選ぶようにしましょう。
他にも、梅や保存瓶の水気をしっかりと取り、十分に消毒することで、カビの発生を抑えることができます。梅を洗うときには、アルコール度数の高いお酒で拭くなどして、消毒すると良いでしょう。また、氷砂糖の量を通常より多めにすると、カビが発生しにくくなるので、アルコール度数が低いお酒を使うときにはおすすめです。
ウイスキー梅酒
【単品】ブラックニッカクリア
37度 4000ml
ウイスキー好きの人にぜひおすすめしたいのが、ウイスキー梅酒です。ウイスキー梅酒はきれいな琥珀色が特長で、ウイスキーならではの深みがあり、キレのある梅酒が楽しめます。また、長期保存に向いているのもウイスキー梅酒の特長で、1年以上置くことで、さらにコクが出てまろやかな味わいになります。手作りの梅酒をじっくり楽しみたい方にもおすすめです。 ウイスキー本来の風味をしっかりと楽しむなら、氷砂糖を通常より少なめに入れると良いでしょう。また、アルコール度数の高いウイスキーで作れば、出来上がった梅酒を炭酸水で割り、ハイボールのように楽しむこともできます。
砂糖別 オリジナル梅酒
砂糖の選び方によっても、できる梅酒の味が全く違います。あっさりした甘味の氷砂糖も美味しいですが、ちょっと変わった砂糖を使って梅酒を作ってみませんか?手作り梅酒におすすめの砂糖をご紹介します。
黒糖梅酒
奄美徳之島名産 黒砂糖 (400g)
黒砂糖はさとうきびが原料の砂糖で、鉄分やカリウムなどのミネラルが豊富なので女性にもおすすめです。氷砂糖よりも甘くなく、黒砂糖ならではの渋みや苦みのある濃厚な梅酒が出来上がりますよ。 作り方は簡単で、氷砂糖の代わりに黒砂糖を入れるだけです。砂糖はゆっくりと溶けだす方が梅の風味を引き出せるので、粉末状のものよりも固形の黒砂糖がおすすめです。黒砂糖だけでは甘さが足りなくなったり、苦みや渋みが強すぎたりする場合もあるので、700gの砂糖を入れるなら、氷砂糖300g、黒砂糖400gといったように、好みに合わせて砂糖の割合を替えてみると良いでしょう。
はちみつ梅酒
成城石井 ヒマラヤンアカシア純粋蜂蜜 500g
はちみつで作った梅酒は、まろやかで優しい甘味が特長です。はちみつ梅酒はレモンや柚子などの柑橘系の果物とも相性が良いので、さまざまな飲み方を楽しみたい人にもおすすめです。 こちらも作り方は簡単で、氷砂糖の分量をはちみつに替えるだけです。はちみつの分量を減らして黒砂糖や氷砂糖を合わせても、とても美味しく出来上がります。はちみつは溶けにくいので、1か月ほどは毎日瓶を揺らして、しっかりと中身を混ぜることが大切です。それ以降も、ときどきは中身を混ぜて様子を見るようにしましょう。 はちみつ梅酒は濁ることが多いですが、問題なく飲める場合がほとんどです。カビの発生が心配な場合は、アルコール度数が35度以上のお酒を使うようにしましょう。
いかがでしたか?初めて梅酒を作る方にも、このレシピなら簡単に美味しい梅酒が作れそうですね。毎年梅酒を作る方も、お酒や砂糖の組み合わせを変えて、自分の好みに合ったオリジナルの梅酒を作ってみてください。 梅の旬はもうすぐです。今年はぜひ美味しい梅酒作りに挑戦しましょう!