ワインの栓別におすすめしたいおいしいワイン。


ワインの栓にはコルクが使われています。開栓が苦手、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。コルクが途中で折れ、コルク入りのワインを飲む…なんて経験。ワインがお好きな方なら1度は経験しているはず。最近は、道具を使わずに開けられて手軽なスクリューキャップのワインも増えています。
そもそもワインにコルク栓が使われている理由や、スクリューキャップが増えた原因は、どんなものでしょうか。ワイン栓別におすすめしたいおいしいワインを今回はピックアップいたします。

コルクがワインの栓である理由。

柔軟性、弾力性が高く液体を通さないコルクは、ワインの栓に適しています。さらに、ほんのわずかな通気性があるため、酸化に弱いワインでも、少しずつ呼吸をすることで、長い年月をかけて熟成をしていきます。瓶内で何年、何十年と熟成を経て見事に変化した味わいを愉しむのは、他の酒類にはないワインの醍醐味です。
熟成を楽しむタイプのワインに欠かせないコルクは、その歳月に耐えるだけの品質も重要です。スパークリングワインには、発泡気圧に耐えるためコルク栓を縛るように針金が巻かれています。針金を外すときもコルクが飛び出さないよう注意が必要ですし、外した状態で放置するのは大変危険です。

スクリューキャップでもワインはおいしい理由

裏を返せば、熟成を想定しない若飲みタイプのワインでは、必ずしもコルク栓である必要がない、ということになります。コルク樹の資源枯渇が深刻となった十数年前、コルク臭が移ったり開封前に酸化したワインが多く報告されました。
そこで注目されたのがスクリューキャップです。完全密閉が可能で臭い移りしませんから、ワインの劣化を防ぎ、開栓や保存も便利で、コルク素材の保護にもつなるうえコストも抑えられる。いいことづくしとあって、デイリーワインを中心に急速に広まりました。オーストラリアやニュージーランドなど、新世界や自然保護意識の高い産地では中〜高級ワインにも採用されるほど、その有用性が認められています。

値段に騙されるな!本格ワインをお手頃価格で「ジェイコブス クリーク」

【単品】ジェイコブスクリーク シラーズ/カベルネ 750ml

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シラーズ/カベルネ 750ml

コスパの非常に良いのが「ジェイコブス クリーク」。値段がお手頃なワインにも関わらず本格的なワインの風味を楽しめるのがこのシリーズです。ワインブドウの品種も多く、また、スパークリングの種類も多いので、お手軽価格でさまざまなワインをおたのしみいただけます。


一番注目産地!ニュージーランドのワイン

ニュージーランド マールボロ クラウディーベイ ソーヴィニヨンブラン 750ml

ニュージーランド
マールボロ クラウディーベイ
ソーヴィニヨンブラン 750ml

フランスのヴーヴ・クリコ社と西オーストラリア州のケープ・マンテル社との共同経営ワイナリー!本来の特徴である爽やかさを残しつつ、効果的に大樽を使って熟成させることにより、味も香りもしっかりした爽やかで独特な風味を実現。本当にエレガントなソーヴィニヨン・ブランです。引き締まった爽やかさと果実味のバランスも素晴らしく、フレッシュさが特長なので若いヴィンテージを飲んでください。

ワインを栓の種類で判断しないで!栓の種類ではわからないワインの味。

ワインの栓の種類は、単に手軽さやコスト面だけではなく、ワインのタイプによって目的別に選ばれているというわけです。なので、ワインを栓の種類よって、「おいしいワイン」「おいしくないワイン」と分けてしまうのは非常にもったいないのです。
若飲みタイプのワインでは、スクリューキャップが便利です。抜栓に失敗してワインがコルクだらけ・・・なんて心配がありませんし、飲み残しても保管がしやすい。道具を使わず開けられる手軽さが嬉しいですし、フレッシュさを保ち劣化を防ぐという品質面のメリットも見逃せません。

高価なワインでもスクリューキャップが採用!注目のワイン

【単品】ウルフ ブラス カベルネS/シラーズ/マルベック 750ml

【単品】ウルフ ブラス
カベルネS/シラーズ/マルベック
750ml

フレッシュさを愉しむワインでは、スクリューキャップの密閉性が風味を保ってくれます。スクリューキャップだからって侮ることなかれ!最近では、スクリューキャップの密閉性やフレッシュさを保つ利便性に注目し高級ワインでもスクリューキャップを採用しているワインも登場し始めています。

長期熟成ワインにはコルクが必須の理由

コルクは、長い熟成によるワインの成長に欠かせない重要な役割を担っています。しかしながら、生育地域が限られ、植えてからワイン栓として使用できるようになるまで数十年かかるため、資源の枯渇が生じています。
また、10万本に1本程度はワインが劣化を起こしてしまうとされていますから、これらの問題を避ける意味でも、スクリューキャップの採用は大変意義があります。

しっかりしたコルクで長期熟成でもワインを守る

【単品】シャトー マルゴー1997 750ml

【単品】シャトー マルゴー1997
750ml

長期熟成できるワインでは、長くしっかりしたコルクが使われます。20年近い熟成を経るには、コルクが大きな役割を果たしています。 大事にボトルで熟成されたワインは若飲みワインにはない芳醇な香りと味わいを醸し出し、ワインの神髄を楽しむことができます。

熟成を助けたり、新鮮さや気圧(ガス)を守ったり。ワインの栓は、それぞれのワインの性質に合ったものが選ばれていました。遠い国から運ばれてくるワインが今日もおいしく飲めるのは、栓にも工夫があったおかげなのでした。おいしいワインが楽しめる夜長の時期になってきました。ぜひ、ご紹介したワインで楽しいワインライフをお過ごしください。

※お酒は二十歳になってから。

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