アジアのお酒


私たちは、普段、世界各国のお酒を飲むことができますね。しかし、アジアのお酒は身近であるにも関わらず、家庭で取り入れられることが少ない気がします。
例えば日本でもポピュラーなアジアのお酒、中国の紹興酒や韓国の焼酎は、中華料理店や焼肉屋さんの料理との相性が良いので、お店で飲む機会は多いほうだと思います。
ところが、日本の食卓での登場率が高いチャーハンやラーメンといった中華料理やホットプレート焼肉の際に、料理に合わせて紹興酒や韓国焼酎を飲むといった機会は必ずしも多くありません。
そこで今回は、家庭でも取り入れたいアジアのお酒をご紹介したいと思います。

アジアのお酒といえば、中国の紹興酒、韓国なら焼酎が浮かびますね。いずれも日本でいう清酒のような伝統酒として地元で根付いているだけでなく、日本をはじめ世界中で広く親しまれています。これらの代表的なお酒に加え、日本では珍しいスリランカのお酒「アラック」の3種類をご紹介していきます。

紹興酒

「世界三大美酒」のひとつとされる紹興酒は中国の代表的な醸造酒で、老酒の一種です。老酒は上海や蘇州、福建省、台湾でも造られていますが、紹興酒は紹興で特定の製法を守って造られたもののみを指します。

その伝統製法とは、

-冬にだけ仕込む一季醸造
-昔ながらの手造り甕仕込み、甕貯蔵
-じっくり寝かせて味わいを深める、長期貯蔵熟成

紹興酒とはこれらの手法を用い、紹興において良質のもち米と麦麹で造られたものだけが名乗れる産地呼称なのです。

薫り高く、酸味と甘みのバランスがとれた味わい

【単品】会稽山 紹興花彫酒 陳五年 500ml 17度

【単品】会稽山
紹興花彫酒 陳五年
500ml 17度

かつて紹興では、女の子が生まれると贈られた祝米で紹興酒を造り、一ヶ月祝いの儀式に使ったり、成長と幸せを願いながら熟成し、嫁ぐ日に贈った「花彫酒」の伝統がありました。今では、長期熟成した紹興酒の名に「花彫」とつけるようになりました。

韓国焼酎

日本で流通している大手の韓国焼酎は、日本向けに味わいをアレンジしたものがあります。日本では、焼酎をソーダなどの割り材で割り、梅やレモンなどを加えて飲むスタイルが一般的なため、それに合うようにするためです。一方、韓国では、アルコール度数20度前後に調整されたほんのりとした甘さのある焼酎を、辛くて濃い味わいの料理に合わせてストレートで飲んでいます。

竹炭を増量し、4回のろ過できれいな飲み口を強化

眞露ジャパン JINRO チャミスル グレープフルーツ 360ml

眞露ジャパン
JINRO チャミスル
グレープフルーツ 360ml

韓国の食堂でよく飲まれているのが小瓶タイプ。ソウルエリアでNo1の人気を誇るのが、日本でもおなじみのジンロ(=チャミスル)。グレープフルーツの果汁の味わいと爽やかな香りに加え13%アルコールのライトな口当たりで、ストレートやロックでお楽しみ頂けます。

スリランカの伝統酒

最後にご紹介するのが、日本では珍しいアラックという蒸留酒です。インドから東南アジア、中東などの広域で作られている蒸留酒の総称で、国によって原料や製法は異なります。生産域のほぼ中央に位置するスリランカでは、特産のココナッツの樹液(トディ)を蒸留して造るウィスキーが伝統酒「アラック」として愛飲されています。原料由来の独特の甘い香りが特徴で、樽熟成したものもあります。

ココナッツの花の樹液(トディー)を2度にわたって蒸留精製

【単品】メンディス ゴールドアラック 750ml 33.50度

【単品】
メンディス ゴールドアラック
750ml 33.50度

ココナッツの花の樹液(トディー)を2度にわたって蒸留精製し、熟成度を高めたスリランカの蒸留酒です。独特の甘い香りとコクが人気です。現地では、コーラ割りが人気。

なじみの味も懐かしい味も、かつては初めての味でした。アジアのお酒も気軽に家庭で取り入れて、チャーハンやラーメンのような、なじみの味にしてみませんか?

注意:お酒は二十歳になってから。

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