好きな芋焼酎を見つけられる!?原料芋で変わる芋焼酎の味


焼酎には、芋焼酎や麦焼酎、米焼酎等さまざまな種類がありますが、その中でも依然として人気が高いのは芋焼酎です。芋焼酎といっても銘柄がとても多いので、選ぶのを迷ってしまいますね。
実は、芋焼酎の原料になるさつま芋は、私たちが普段食べている赤紫色の皮で身が黄色の品種とはちょっと違うものも使われているのをご存知でしたか?

芋焼酎に使われる原料芋の種類は40種以上あります。甘みや香りなどにそれぞれ特徴があり、焼酎の仕上がりを大きく左右します。 そこで今回は、品種の違いに注目し、原料芋からお好みの焼酎を探してみる方法をお教えいたします。

最も多く原料に使われる黄金千貫

芋焼酎で最も多く使われる品種が黄金千貫(コガネセンガン)で、皮も身も白色をしています。昭和41年に品種改良により作られた比較的新しい品種で、その名は「一反(10アール)あたり千貫(3.75kg)も獲れる収量の多さ」と「黄金を千貫(=大金の意)積んででも欲しい」という意味を表わしているそうです。

一番多く使われる理由は、でんぷん含有量が多いことが芋焼酎原料に適しているからです。この芋で造った焼酎は、ふんわりとした甘い香りとまるみのあるやわらかい口あたり、バランスのよさが特徴で、これが芋焼酎の象徴的な性質になっています。

良質の原料芋である黄金千貫を厳選

【単品】赤兎馬 25度 720ml

【単品】
赤兎馬 25度 720ml

人気の芋焼酎「赤兎馬」も黄金千貫が原料。口あたりは淡麗でありながら、重厚な味わい。

甘さと旨みが強い紅芋

次に注目したいのが紅芋を使用した焼酎。私たちが普段食用にしている紅あずまも紅芋の一種で、焼酎造りにも使われています。他にも紅さつまや紅はるかなど、食用にもなる品種が焼酎原料になります。紅芋は甘さと旨みが強い品種が多いので、紅芋でできた焼酎にもその特徴があらわれます。

昔ながらの甕仕込みでじっくりと1年間貯蔵熟成

【単品】櫻の郷 赤魔王 25度 720ml

【単品】
櫻の郷 赤魔王 25度 720ml

食用としても身近な紅あずまを原料に、昔ながらのかめ仕込み・かめ貯蔵で仕上げたこだわりの逸品。芳醇な香りの奥のまろやかさと、後に残るトロ味が特長です。

濃縮された甘みとコクが魅力の石焼き芋

一般に焼酎の原料芋は蒸して使いますが、石焼き芋で造られた焼酎もあります。聞いただけでもおいしそうですね。食べた時を思い起こしたらわかるように、蒸したものより焼いたものは甘みが強くなり、香ばしさも加わります。焼き芋焼酎は、その濃縮された甘みとコクが魅力です。

甘みが強くスイーツの原料としても人気の品種を焼き芋に

【単品】さつま無双 火焔山 紅 900ml

【単品】
さつま無双 火焔山 紅 900ml

石焼きした紅さつまを主原料にした紅芋焼酎。独特の甘さと香ばしさが広がります。

お酒と相性の良いスウィーツ

ウィスキーにチョコレートは、定番といってもよいお酒のおともですね。
芋焼酎と相性の良いおともは一体なんなのでしょうか?
芋焼酎のおともには「芋けんぴがいい」とか、「大学芋が合う」という話しを耳にしたことがあります。共通点は揚げてあることで、意外と「おつまみ感」があるのだとか。
どうやら芋焼酎には芋を使ったものとの相性が良いようですので、芋ようかんやスィートポテトなど、芋を使ったスウィーツと合わせてみたら、きっとマッチしてくれるかもしれません。
こんな風に探してみれば、焼酎と相性の良いスウィーツがもっと見つかりそうですので、いろいろチャレンジしても面白いかもしれないですね。

独特の香りと甘さを感じる芋焼酎。焼酎そのものを味わうために、ストレートやロックで飲むのもよいですが、炭酸で割って焼酎ハイボールにしたり、カクテルに焼酎を使ってみたり、スウィーツと合わせたりとさまざまな飲み方で芋焼酎を楽しんでみてくださいね。

注意:お酒は二十歳になってから。

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