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ミンスキーと〈不安定性〉の経済学 MMTの源流へ /L・ランダル・レイ 横川太郎 鈴木正徳

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≪商品情報≫

著者名:L・ランダル・レイ、横川太郎、鈴木正徳
出版社名:白水社
発行年月:2021年04月
判型:四六判
ISBN:9784560098318


≪内容情報≫

「革新」的経済学の全貌

MMT(現代貨幣理論)が現代経済学のパラダイム・シフトを推し進める状況下、その鍵を握る重要人物としてハイマン・ミンスキーへの注目がかつてないほど高まっている。
ミンスキーと言えば、これまで「金融不安定性仮説」を中心に理解されてきた。先の金融危機でも「ミンスキー・モーメント」ないし「ミンスキー・クライシス」という言葉が金融関係者の間で囁かれた。
ミンスキー自身、金融的ケインジアンと呼ばれることを好んだものの、それは壮大なミンスキー理論の一端にすぎない。
本書では、ミンスキーを「不均衡」「不安定性」という観点から読み解く。
とりわけ「安定性が不安定性を生み出す(Stability is destabilizing)」という彼自身が残した印象的な言葉を繰り返し省みる。これにより、「均衡」をベースに構築された正統派経済学に対する「異端派」としてのミンスキーの立ち位置が鮮やかに浮かび上がる。
さらに、従来、全く見落とされてきた「最後の雇い手」という、貧困と失業に対するミンスキーのアプローチを本書ではしっかりと位置付けている。ミンスキーの弟子かつMMTの旗手がその源流に向かった最良の入門!

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