少女たちの〈居場所〉ー資本の他者としてー /関谷由美子

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≪商品情報≫

著者名:関谷由美子
出版社名:鳥影社
発行年月:2023年12月
判型:四六判
ISBN:9784867820438


≪内容情報≫

「大人に成るは嫌やなこと」(「たけくらべ」)

この声のゆくえを日本文学の中に探る。



少女について、この社会が擁する言葉は実に少ない。だから少女は、憂鬱の宝庫である。(「あとがき」より)







〈目次より〉



Ⅰ 仮名垣魯文 〈毒婦〉と新聞

第一章 『高橋阿伝夜叉譚』の機構 ―隠喩としての〈博徒〉―



Ⅱ 尾崎紅葉と北田薄氷

第二章 硯友社一面 明治二十年代の想像力 ―『心の闇』の〈出世主義〉―

第三章 日清戦後文学としての『多情多恨』 ―〈擬制〉と〈集合〉―

第四章 〈異類婚姻譚〉の復活 ―北田薄氷の〈室内〉―



Ⅲ 島崎藤村・宗教の問題

第五章 『家』―〈永続〉の信仰 ―〈御先祖〉という思想―



Ⅳ 田村俊子・高群逸枝 少女たちの困難

第六章 〈糸魚川心中事件〉と『あきらめ』 ―二つの〈自由〉をめぐって―

第七章 〈戦闘美少女〉の戦略 ―『木乃伊の口紅』の〈少女性〉―

第八章 〈少女情死事件〉の時代 ―〈性欲論議〉と少女―

第九章 高群逸枝『娘巡礼記』―〈文明化の過程〉を視座として―



Ⅴ 夏目漱石

第十章 『こころ』 ―ロマン的〈異形性〉のために―



Ⅵ 徳田秋聲

第十一章 異邦の身体―『あらくれ』の〈語り〉―



Ⅶ 近代演劇 三好十郎・つかこうへい

第十二章 『トミイのスカートからミシンがとびだした話』試論―〈選択〉しない女たち―

第十三章 〈カーニバル〉としての全共闘闘争―『飛龍伝 神林美智子の生涯』と〈天皇制〉―



Ⅷ 林芙美子と戦争

第十四章 井上ひさし『太鼓たたいて笛ふいて』―ハメルンの〈子供たち〉―

第十五章 『浮雲』の身体文化―ジェンダーという〈磁場〉―



補遺

韓国ドラマ『冬のソナタ』の神話構造―〈偽装〉するドラマ―

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