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ヴィルヘルム・ケンプ

ヴィルヘルム・ケンプ 「モーツァルト: ピアノ協奏曲第8番, 第21番~第24番, 第27番<タワーレコード限定>」 CD

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商品の情報
発売日:2015年06月17日 / ジャンル:CLASSICAL / フォーマット:CD / 構成数:3 / 製造国:国内 / レーベル:TOWER RECORDS UNIVERSAL VINTAGE COLLECTION +plus / SKU:4988005898784 / 規格品番:PROC-1726

商品の紹介
※ステレオ録音
※オリジナル・ジャケット・デザイン使用(ブックレット内に他のジャケットも一部掲載)
※オリジナル・マスターからのハイビット・ハイサンプリング(192kHz、24bit)音源をCDマスターに使用
※解説:青澤隆明氏、柴田龍一氏
ケンプがステレオ録音で残したモーツァルトのピアノ協奏曲全6曲を集成。生誕120年記念企画盤!

モーツァルトのピアノ協奏曲は、ベートーヴェンと並びSP時代からケンプは多くの録音を行ってきました。今回の復刻では、1960年録音の第23,24番から、最晩年に近い1977年録音の第21,22番までのDGへの全てのステレオ録音を集成しました。DGへはモノラル時代にも収録を行い、1953年にはDeccaにも録音を行いました(第9,15番。指揮はミュンヒンガー)。
ケンプのモーツァルト演奏は型にはまった解釈ではなく、一聴して表情が豊かであり人間味のある演奏であると言えるかも知れません。学究的な解釈も昨今多い中にあっては、モーツァルト演奏に限らず、ケンプの演奏は現代では失われた何かを我々に問いかけてくれる演奏です。それは、今では需要が無く廃れてしまったという意味では決してなく、逆に現代では求められているのではないでしょうか。ケンプの生の演奏を聴くことができなくなって久しいですが、未だにケンプは人気のあるピアニストのひとりです。その演奏が決して古くならないのも、ケンプの演奏の、特徴のひとつと言えそうです。
1977年録音の2曲は、ケンプとしてはかなり後年に位置する、今となっては貴重な録音です。80歳を超えてのアプローチとしては異例なくらい、音楽的には充実した演奏でありながら、発売時はそれほど話題にならなかったようです。モーツァルト演奏に関しては、'70年代では既にブレンデルやヘブラー他による演奏が圧倒的な支持を得ていた時期にあたりますので、老齢のケンプの新録音は新流と比較して評価が定まらなかったのかも知れません。しかし、多様化した現代においてはその反動ではないのでしょうが、今ケンプのこの演奏を聴くことで、当時では得られなかった偉大な音楽家の感性がより理解できるとも言えます。
今回の復刻では、各オリジナル・ジャケット・デザインを各所に使用しました。また、音質面でもこれまでのコンセプト通り、オリジナル・マスターからのハイビット・ハイサンプリング(192kHz,24bit)でデジタル化した音源をCDマスターに使用しましたので、これまでの音質と比較し、より高解像度で滑らかな音色を味わうことができます。解説書には、新規で序文解説を掲載しました。ケンプの生誕120年を記念するに相応しい、保存盤です。このVol.1では、同時に全6タイトルを発売します。
タワーレコード(2015/05/20)
収録内容
・構成数 | 3

・収録曲 | 【収録曲】
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト:
<DISC1>
1. ピアノ協奏曲 第8番 ハ長調 K.246
2. ピアノ協奏曲 第27番 変ロ長調 K.595
<DISC2>
3. ピアノ協奏曲 第21番 ハ長調 K.467
4. ピアノ協奏曲 第22番 変ホ長調 K.482
<DISC3>
5. ピアノ協奏曲 第23番 イ長調 K.488
6. ピアノ協奏曲 第24番 ハ短調 K.491

【演奏】
ヴィルヘルム・ケンプ(ピアノ)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 (1,2)、 バイエルン放送交響楽団 (3,4)、 バンベルク交響楽団 (5,6)
フェルディナント・ライトナー(指揮) (1,2,5,6)、 ベルンハルト・クレー(指揮) (3,4)

【録音】
1960年4月 バンベルク、クルトーゥルラウム (5,6)、 1962年1月 ベルリン、UFA=トーンスタジオ (1,2)、
1977年5月 ミュンヘン、ヘルクレスザール (3,4)

【原盤】
Deutsche Grammophon

ヴィルヘルム・ケンプ 「モーツァルト: ピアノ協奏曲第8番, 第21番~第24番, 第27番<タワーレコード限定>」 CDのレビュー

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