G.A.P.アンサンブル

G.A.P.アンサンブル 「ヴィルムス: ピアノ四重奏曲、ピアノ三重奏曲」 CD

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商品の情報
発売日:2023年04月30日 / ジャンル:CLASSICAL / フォーマット:CD / 構成数:1 / 製造国:輸入 / レーベル:Brilliant Classics / SKU:5028421967882 / 規格品番:BRL96788

商品の紹介
<エミリオ・ペルカン(ヴァイオリン)>
ユーゴスラヴィア連邦マケドニア社会主義共和国の首都スコピエに誕生。7歳の時にヴァイオリニストの父によるレッスンが始まり、14歳でリサイタル・デビュー。1999年からモスクワで元コーガンの弟子のイザベラ・ゴロヴィナに師事し、2000年にはブルガリアのソフィアで、元オイストラフの弟子のドーラ・イワノワに師事。2001年、エッセンのフォルクヴァング芸術大学に入学し、ヴァイオリンをシェリングとディレイの元弟子のピーテル・ダニエルに、室内楽をフォーレ・ピアノ四重奏団ディルク・モメルツ、バロック・ヴァイオリンをステファン・シャルトに師事。
2006年よりヨーロッパのさまざまなオーケストラと共演し、ヨーロッパ各地をはじめ、南米、日本、中国、イスラエル、アメリカなどで数多く演奏。

<オリオル・アイマット・フステ(チェロ)>
スペインのカタルーニャに誕生。イギリスのサリー州ストーク・ダバーノンにあるユーディ・メニューイン音楽学校で、レオニード・ゴロホフに学んだ後、エッセンのフォルクヴァング芸術大学でチョー・ヨンチャンに師事。優秀な成績により、カザルス財団とアレクサンダー・フォン・フンボルト財団から奨学金を提供され、数々のコンクールで入賞を果たしています。
2012年より古楽グループ、アンサンブル・ヴェスプレス・ダルナディに所属しているほか、これまでに、ラルテ・デル・モンド、エルビポリス、カタルーニャ・バロック管弦楽団などと共演し、ヨーロッパ各地のほか、中国、日本、イスラエル、キューバでも演奏。
現代音楽の分野では、モンサン・クインテット、ライダート・アンサンブル、カメラータXXIオーケストラのソロ・チェリスト、アルベルト・ギノヴァルト、カルレス・マリゴ、マルタ・カルドナなどと共演。
(3/3)
発売・販売元 提供資料(2023/03/28)
オランダ国歌(1817-1932)の作曲者として知られたヴィルムス[1772-1847]は、ドイツのゾーリンゲン近郊に生まれた器楽奏者(ピアノ、フルート、オルガン)で作曲家。
19歳から75歳で亡くなるまでオランダ暮らしだったヴィルムスは、相次ぐ家族の死の衝撃から1823年には教会オルガニストに転向していたため、作曲家としての活動時期はベートーヴェンと同世代。
演奏はピリオド楽器演奏で豊富な実績のある鍵盤楽器奏者で指揮者のルカ・クインタヴァッレが率いる室内楽グループ「G.A.P.アンサンブル」によるもので、2021年10月にケルンでレコーディングされています。ピリオド楽器での録音はこれが初めてで、リズミカルで引き締まった明晰な演奏により、ヴィルムスの音楽本来の姿が示されています。

【作品について】
今回登場するCDには、ピアノ四重奏曲第1番と第2番、ピアノ三重奏曲第1番を収録。
ヴィルムスは、ピアニストとしてピアノ協奏曲演奏や即興演奏でも名を馳せていましたが、ピアノ四重奏曲第2番にはそのキャリアが投影され、ピアノと弦楽三重奏によるロマン派的な要素もあるピアノ協奏曲といった音楽になっています。
一方で、ピアノ三重奏曲第1番は古典派的な風情なので、この1枚でヴィルムスの変遷を辿ることができます。

ピアノ四重奏曲第1番 Op.22
1812年作曲。盛りだくさんな内容です。
第1楽章:アレグロ。ハイドン、モーツァルト風なところのある音楽。
第2楽章:アダージョ。ベートーヴェン風なおおらかな味わい。
第3楽章:スケルツァンド。ロマン派風な音楽。
第4楽章:アレグレット。ポロネーズ風で優美な仕上がり。

ピアノ四重奏曲第2番 Op.30
1812年作曲。ピアノと弦楽三重奏によるピアノ協奏曲の趣。
第1楽章:ロマン派風な抒情的アダージョの序奏に続き、ソナタ形式のアレグロが雰囲気豊かに展開。
第2楽章:ラルゲット。穏やかながらも振れ幅の大きな美感が示されます。
第3楽章:アレグロ。古典派的なイディオムにも回帰。

ピアノ三重奏曲第1番 Op.4
1799年作曲。古典派風な作品。
第1楽章:アレグロ。ソナタ形式で呈示部反復。ピアノが華麗です。
第2楽章:ウン・ポコ・アダージョ。3声部の対話が印象的なロマン派風。
第3楽章:ロンド・アレグロ。快活な楽想が心地よい音楽。
(1/3)
発売・販売元 提供資料(2023/03/28)
<G.A.P.アンサンブル>
2011年創設。名前の「G.A.P.」は、彼らが2012年に世界初録音したヴァイオリン・ソナタの作曲家でヴァイオリン奏者のジョヴァンニ・アントニオ・ピアーニ[1678-1760]のイニシャルを示すもので、さまざまな形で存在する隔たり(ギャップ)を埋めたいという言葉遊びの要素もあります。
ピア―ニはナポリの生まれで、26年間イタリア、16年間フランス、40年間オーストリアで活躍した汎ヨーロッパ的な人物。
ウィーンの宮廷で40年間に渡り、音楽家として最高額の報酬を得ていたピアーニの恵まれた人生は、古楽と現代音楽でイタリアで食べて行くのは難しいからドイツに拠点を移したと語るルカ・クインタヴァッレの心に刺さるものがあったのかもしれません。

<ルカ・クインタヴァッレ(フォルテピアノ)>
チェンバロ奏者、フォルテピアノ奏者、指揮者として活躍するルカ・クインタヴァッレは、スイスに隣接した北イタリアのコモに1983年に誕生。
コモ音楽院で、ジョヴァンニ・トーニ、ステファノ・モラルディ、パオロ・ベスキの指導を受け、チェンバロを「首席」で卒業。また、ピアノをエルネスト・エスポジート、ラースロー・ギメシに、指揮を杉山洋一、クリストフ・アルトシュテット、ジャンカルロ・アンドレッタに師事しました。DAADの奨学生として、エッセンのフォルクヴァング芸術大学でクリスティアン・リーガーに師事し、クリスティアン・ベザイデンホウト、イェスパー・クリステンセン、アンドレア・マルコン、ステファノ・デミチェリ、クリストフ・ルセ、アンドレアス・シュタイアー、アレクセイ・リュビモフ、ジュリアン・サレムクールの各氏のコースを受講しています。
最近は指揮者としても精力的に活動するクインタヴァッレですが、最初はまず鍵盤楽器奏者として知名度を上げていったため、演奏家からの転向組といわれてしまうこともありますが、実際には、最初から指揮も学んでおり、それも杉山洋一から現代音楽について教えを受けるなど本格的なものでした。
そのため、クインタヴァッレの活動は古楽と現代音楽を軸としたものになっており、拠点をイタリアからドイツに移したのも、イタリアでは古楽と現代音楽で食べて行くのは難しいからとも述べています。
(2/3)
発売・販売元 提供資料(2023/03/28)
収録内容
・構成数 | 1

・合計収録時間 | 01:19:53

・収録曲 | 【曲目】
ヨハン・ヴィルヘルム・ヴィルムス(1772-1847)
ピアノ四重奏曲第1番ハ長調 Op.22
1. アレグロ
2. アダージョ
3. スケルツァンド. アレグロ
4. ポロネーズ:アレグレット

ピアノ四重奏曲第2番へ長調 Op.30
5. アダージョ. アレグロ
6. ラルゲット
7. アレグロ

ピアノ三重奏曲第1番ハ長調 Op.4
8. アレグロ
9. ウン・ポコ・アダージョ
10. ロンド・アレグロ

【演奏】
G.A.P.アンサンブル
エミリオ・ペルカン(ヴァイオリン)
オリオル・アイマット・フュステ(チェロ)
ルカ・クインタヴァッレ(フォルテピアノ)

スペシャル・ゲスト
クリスティアン・オイラー(ヴィオラ)

【録音】
2021年10月22~23日、25~26日、ドイツ・ケルン、WDR、ゼンデザール

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