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三戸素子
三戸素子 「ヴァイオリンとチェロのための ラヴェル:ソナタ コダーイ:二重奏曲 作品7」 CD
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【販売店・発送】 タワーレコード株式会社
商品の情報
| 発売日:2023年11月21日 / ジャンル:CLASSICAL / フォーマット:CD / 構成数:1 / 製造国:国内 / レーベル:ウッドノート・スタジオ / SKU:4582373240529 / 規格品番:WNCD-1052 |
商品の紹介
| ハジけるヴァイオリン、煽るチェロ。これがデュオだ!渡辺和彦(音楽評論家) 精密機器を思わせるラヴェル、土の香り漂うコダーイ…。ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲、そのジャンルにおける最高峰の難曲2曲に三戸素子と小澤洋介が大胆に切り込む! ■モーリス・ラヴェル(1875-1937)ヴァイオリンとチェロのためのソナタ(1922年作曲) 洗練されたスタイル、刺激的なのに透明感のある美しい色彩、独特の緊張感…。ラヴェルの音楽の魅力は私たちがあこがれる近代フランス・パリの感性と知性そのものである。この〈ヴァイオリンとチェロのためのソナタ〉は40代の彼が次々と室内楽の傑作を生みだした時期に書かれた。彼はさまざまな実験を作品に試み、この曲は音楽の叙情的な面を排除し、音という素材のみを洗い出して取りあげた作品である。その試みは、この二つの弦楽器から今まで想像もつかなかった響きの数々を生みだした。初演の際、従来の情緒的な音楽を期待する聴衆には斬新すぎて論議を巻き起こしたという。フラジオレットの重なりやピッツィカートの組み合わせ、倍音に倍音を重ね合わせ、それをさまざまなリズムで凝縮させたり引き伸ばしたり、また二つの異質なモティーフを同時進行させ、それを同時に二つの楽器で組み合わせたり。人々が慣れ親しんだ心地良さではなかったが、弦楽器の音色というパレットはここで一挙に多彩に立体的になったのである。4楽章制のソナタで、冒頭から流れ出す美しい浮遊感のある音楽は、もうこの新しい弦楽の世界を明確に提示している。第2楽章は音がはじけあい、ほとんど無国籍の音楽となる。第3楽章は静かで美しいテーマがスケール大きく起伏豊かに展開する。第4楽章は民俗調のテーマを材料にぶつけ合い反復させ、ラヴェルお得意の緊張感でフィナーレとなる。 (1/3) |
| 発売・販売元 提供資料(2023/10/18) |
| <三戸素子(ヴァイオリン)> 桐朋学園大学卒業後、渡欧。スイス・ヴィンタートゥール音楽院を経てザルツブルク・モーツァルテウム音楽大学卒業。在学中に「ザルツブルク国際モーツァルト週間」でソリストとしてデビュー以来、ヨーロッパ全域の音楽祭や音楽協会主催のリサイタル等で演奏。国内外のオーケストラとの共演多数。ハンマーフリューゲルとのモーツァルトのソナタ全曲、ブラームス及びベートーヴェンのソナタ全曲、ブダペストにてバルトーク作品集、「バッハ無伴奏ソナタ&パルティータ」等に取り組んできた。室内楽では「ザルツブルク弦楽四重奏団」「サンクト・フローリアン三重奏団」でNYカーネギーホールをはじめヨーロッパ、北米、アフリカ諸国で演奏。国内では「クライネス・コンツェルトハウス」主宰、コンサートシリーズを展開。また同管弦楽団コンサートマスター。NHK-FM等世界各国の放送に出演。毎日新聞主催全日本学生コンクール審査員など、後進の指導にもあたっている。2021年「バッハ:無伴奏ソナタ第3番&パルティータ第2番」のCD(『レコード芸術』準特選盤)をリリース。 <小澤洋介(チェロ)> トロント大学を経てオーストリア国立ザルツブルグ・モーツアルテウム音楽大学卒業。ザルツブルグ室内オーケストラの首席チェリストを務めるかたわら、ソリスト及び室内楽奏者としてアムステルダム・コンセルトヘボウ、ウィーン楽友協会等、ヨーロッパ各地で演奏。依頼ソリストとしてオーケストラとの共演や指揮、チェロ一本の独奏による「小澤洋介の世界」、またバンフ国際音楽祭招聘アーティスト、NYカーネギーホール演奏会、スイスヴィンタートゥール音楽協会のコンサート等に出演。ベートーヴェン「チェロ・ソナタ全曲演奏会」をロンドンと東京で行なうなど多彩に国際的に活躍。国内では「クライネス・コンツェルトハウス」を主宰し、コンサートシリーズを展開、また同管弦楽団を率いている。「音楽の友コンサート・ベストテン」に複数回選出。『レコード芸術』準特選盤となった「コダーイ:無伴奏ソナタ&レーガー:無伴奏組曲第3番」CDが発売中。自ら解説と演奏を行なうYouTubeも好評配信中。 (3/3) |
| 発売・販売元 提供資料(2023/10/18) |
| ■ゾルターン・コダーイ(1882-1967)ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲作品7(1914年作曲) コダーイはラヴェルと7歳違いで、共に20世紀初頭、つまり200年以上続いた調性音楽が行きつき終焉してしまった後の、模索の世代の作曲家。フランス現代絵画のようなラヴェルに対し、コダーイはバルトークと共に、自国ハンガリーの豊かな民俗音楽に力を見いだし、クラシック音楽に活力を吹き込んだ。ハンガリーはヨーロッパ中部に位置する平原地帯で、民謡の宝庫である。ラヴェルの抽象世界の洗練の対極にある素材、民俗音楽。何世紀にもわたって繰り返し歌い継がれ、踊られてきたフレーズはどこをとってみても民族の歴史や自然の営みがへばり付いており、人間の根源的存在感は半端ない。合唱曲や音楽教育で名高いコダーイが、楽曲を作曲したのは30代の限られた時期に集中している。その短期間に作られた作品は傑作揃いで、特に〈無伴奏チェロ・ソナタ〉はやはり近代作品の中の金字塔となっている。この作品も最も体力の充実した時期の創作ならではの圧倒的な力に満ちている。ラヴェルよりも、ヴァイオリンとチェロを各々独奏楽器として成立させた上で組み合わせてあり、その二つの独奏の距離感が絶妙である。またラヴェルのソナタと同じように、コダーイの二重奏曲も楽章構成はきわめてオーソドックス。ここまで斬新な音創りをすると、ボディには古典の揺るぎない楽章構成が必要なのだろう。雄大にひも解かれる第1楽章、日本民謡にも通ずるハンガリーの素朴な響きが発展し増大する。第2楽章はチェロに導かれてふるさとの自然に回帰していく。フィナーレはヴァイオリンのファンファーレの序奏で始まる。続く民俗舞曲の熱狂。その熱量は最後になると、現実の世界から異次元にまで翔んでしまうこの曲は複雑で技巧的であり有機的で人間臭い。人間の本能レベルで私たちを揺さぶることができるこの曲は、「ヴァイオリンとチェロの二重奏」というジャンルにおける最大の作品といえるだろう。 ■ヘンリー・パーセル(1659頃-1695):ガヴォットとプロパー・チューン 最後はアンコール風にイギリスの作曲家ヘンリー・パーセルの小品。パーセルはイギリスの最も重要な作曲家のひとりで、生涯800曲もの作品を残した。この2曲はハンガリーで出版されている初心者向けのデュエット集の中で見つけた。〈ガヴォット〉はハプシコードの小品が原曲で、中間部に挿入した〈プロパー・チューン〉は直訳すると「正調」、伝統的に受け継がれてきた民謡などの基本形というべきだろうか。ラヴェルとコダーイという近代の緊張感の高い曲のあと、パーセルの名人芸によるシンプルの極みのような一曲で、いにしえの響きに浸って締めくくりたい。 (2/3) |
| 発売・販売元 提供資料(2023/10/18) |
| 精密機器を思わせるラヴェル、土の香り漂うコダーイ…。ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲、そのジャンルにおける最高峰の難曲2曲に三戸素子と小澤洋介が大胆に切り込む! (C)RS |
| JMD(2023/10/20) |
収録内容
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・構成数 | 1 ・合計収録時間 | 00:54:24 ・収録曲 | 【曲目】 M.ラヴェル Maurice Ravel (1875-1937) ヴァイオリンとチェロのためのソナタ 第1楽章 アレグロ 第2楽章 非常に速く 第3楽章 レント 第4楽章 活気を持って速く Z.コダーイ ZoltanKodaly(1882-1967) ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲作品7 第1楽章 アレグロ・セリオーソ、ノン・トロッポ 第2楽章 アダージョ 第3楽章 マエストーソ・エ・ラルガメンテ、マ・ノン・トロッポ・レント ― プレスト H.パーセル Henry Purcell (1659-1695) ガヴォット~プロパー・チューン 1.CD
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