12/28
時点_ポイント最大4倍
大島清
大島清 「”円熟脳”のすすめ 脳を活性化させて健康で長生き」 Book
販売価格
1,430
円 (税込)
- 出荷目安:
- 当日-翌日出荷
たまるdポイント(通常) 13
+キャンペーンポイント(期間・用途限定) 最大3倍
※たまるdポイントはポイント支払を除く商品代金(税抜)の1%です。
※表示倍率は各キャンペーンの適用条件を全て満たした場合の最大倍率です。
各キャンペーンの適用状況によっては、ポイントの進呈数・付与倍率が最大倍率より少なくなる場合がございます。
dカードでお支払ならポイント3倍
各キャンペーンの適用状況によっては、ポイントの進呈数・付与倍率が最大倍率より少なくなる場合がございます。
- 商品情報
- レビュー
【販売店・発送】 タワーレコード株式会社
商品の情報
| 発売日:2024年07月30日 / ジャンル:DOMESTIC BOOKS / フォーマット:Book / 構成数:1 / 製造国:国内 / レーベル:ごま書房新社 / SKU:9784341088590 / 規格品番:9784341088590 |
商品の紹介
| はじめに 「快感」とともに「円熟」もある 年をとれば人間の肉体は衰えます。どんなにトレーニングしても、年をとればスポーツの記録は落ちてきますし、視力や聴力、あるいは生殖力といった能力も低下します。肉体の衰えが進めば、さまざまな障害も発生し、それまで一人でできたことでも、身体の自由がきかなくなって人の助けが必要なことも多くなります。そして、最後は一人で死んでいきます。 ただし、これはあくまでも老いるということを、生物として、動物としてだけ見た場合の話です。しかし、ヒトはただの動物ではありません。発達した脳を持ち、その脳の働きによって、五感を通じて、考え、快楽を追求する「幻想の動物」なのです。食物を摂取し排泄して自己保存をはかり、生殖をして子孫を残すことに生きている動物といっしょに論じることはできないのです。 ヒトはいわば「脳の動物」です。ヒトが直立歩行をはじめてから四百万年。直立歩行によって、手が自由になって、道具を使えるようになりました。そして、長い年月をすごすうちに脳が巨大化し、動物脳をつつみこむようにして、新しい学習する脳の層ができました。この新しい脳は、動物にはない新しい快感を生み出したのです。 動物もヒトも快感を求めて生きている点では同じですが、動物は食欲、性欲、そして群れる、という本能が満たされれば、それで満足します。ところがヒトの場合は、学習することによって、本能以外にもさまざまな文化的なものを充足することで、より深く、より質の高い「快感」が得られるようになったのです。 それは、快楽、あるいは「けらく」と呼ぶにふさわしいものです。こういった深い快感のあるなしが、動物とヒトとの大きな相違点といえます。 この快感は記憶としてインプットされ、それをもとにさらに新たなる快感を求めるという作業がヒトの脳を進化させ、文化・文明をつくり出しました。単純で本能的な快感から、複雑で文化的な快感への充足へと進んでいったのです。つまり、快感から快楽へと高まっていったわけです。文明の主要な目的は、その快楽を実現することにあります。そしてそのためにこそ、ヒトは脳を進化させ、今日に至ったのです。 このようにヒトは、脳によって生きている「快楽の動物」であると認識すれば、老いる、つまり年をとることの意味はまったく違ってきます。ヒトにとって、年をとるということは、たんなる生物的な老化ということでなく、脳を活き活きと活動させ、五感を通じて快感を最大限に享受し、脳を満足させながら生きることを意味しているのです。それを私は「円熟」と称することにしました。 少なくとも、私の考える「円熟社会」は、「ボケ老人」「寝たきり老人」だらけの活気のない寂しい、暗い社会というイメージではありません。むしろ、円熟して、うるおいに満ちた豊かな社会というイメージです。年をとることおおいにけっこう、みんな早く円熟して、楽しく、豊かに生きようじゃありませんか。 大島 清 ※本書は『円熟開花』(一九九六年ごま書房刊)に加筆・編集したものです。 |
収録内容
|
・構成数 | 1 |