シャトー・サンクリット ラヴ＆カベルネ 2022年 （赤ワイン・フランス）

シャトー・サンクリット ラヴ＆カベルネ 2022年 （赤ワイン・フランス）

Chateau Saincrit Love＆Cabernet [2022]

シャトー・サンクリットは初代当主ヴィンセント・サンクリットによって設立され、3世代に渡って家族経営されていたワイナリーですが、現当主は、サンテミリオンのシャトー・ヨン・フィジャック出身のフローレンス・プムドールという女性です。フローレンスは、２００３年のこのシャトーの売却を期にオーナーとなりました。サン・タンドレに位置するこのシャトーの素晴らしいテロワールに魅せられた彼女は、同じシャトー・ヨン・フィジャックでワイン造りに携わっていたブルゴーニュ出身のニコラというエノログを醸造責任者に招き、シャトーの改革に取り組みました。現在は、しなやかで女性的な、果実味に溢れた素晴らしいワイン造りが行われています。

シャトー・サンクリットの畑は＜全ての畑が南向きの斜面＞＜界隈でも有数の強い石灰質土壌＞という、ブドウ栽培には大変良い条件を有しています。　フローレンスが目指すワイン、すなわち、「しっかりとした骨格に、豊かな果実味で肉づきを与えたワイン」を表現するのには、このシャトー・サンクリットは理想的なテロワールだったのでした。栽培方法にはリュット・レゾネを採用し、テロワールの魅力を最大限に引き出す努力を重ねています。

ワイン造りでは、若く、才能豊かなエノログのニコラが、フローレンスのワインを具体化するべく、ブルゴーニュ製の樽、それも、ボルドーでは余り一般的ではない大樽を使用するなど、ユニークな醸造法を用いてワイン造りを行います。彼の造りだすワインは、常に、果実味が前面に強く表現され、非常に女性的な柔らかさを持っているのが特徴的です。　他のシャトーとは一線を画した、ボルドーの真珠とも言えるワイナリー、それがシャトー・サンクリットです。

シャトー・サンクリット ラヴ＆カベルネ 2022年

ダブル・ギュイヨ方式。植密度は5500本/ha。収量45hl/ha。リュットレゾネ。遅熟品種の為、辛抱強く「愛」を持って大事に育てる。2日間の醸し後、26℃で12日間の醸造。果実感を最大限に残す為、タンニンは優しく穏やかに抽出。6ヶ月タンクで熟成後瓶詰め。年産6000本。

カベルネソーヴィニヨンが大好きなオーナーがつくる数量限定ワイン。よく熟したジューシーな果実感溢れ、程よいタンニンが調和した冷やしても美味しい1本。