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シャブリ・ヴォークレール[2022]年・蔵出し品・ドメーヌ・ジルベール・ピク家(ジルベール ピク エ セ フィス元詰)元詰
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【毎年タンク熟成を長くし、 瓶詰めを遅くしている。 「家族経営の生産者」 1895年からワイン造りをするジルベール ピク家は、シャブリの町の南東に位置するシシェ村で、シャブリとプルミエ クリュを合わせて約10ha所有しています。長男ディディエ(‘58年生まれ)、弟パスカル(‘62年生まれ)でワイン造りを行う全くの家族経営の生産者です。発酵に天然酵母を使うようになりました。 「特徴的なタンク熟成」 「年々、タンク熟成を長くし、瓶詰めを遅くしています。ワインが酸化して、ポテンシャルが高くなるからです。酒石を落とすのに、冬の間セラーの扉を開けておいて、外気で冷却させます」とディディエは話していました。
【評価 「ル クラスマン デ メイユール ヴァン ド フランス」や「ル ギド アシェット デ ヴァン」などに掲載され高い評価を得ている。フランス国内では特によく知られており、ジャン マリー ラヴノーやルネ ヴァンサン ドーヴィサらと同格にみなす人すらいる。フランスのソムリエが選ぶノーマルシャブリベスト5には、必ずといってよいほどピク家が選ばれる。ヒュー ジョンソン「ポケット ワイン ブック2019」にシャブリの最高の生産者として掲載。
【「ドメーヌ・ジルベール・ピクは、かつてよりずっと、樽ではなくタンク仕込みのシャブリ支持派の一員である。彼らのシャブリ・ヴィエイユ・ヴィーニュは、素材となる葡萄そのものと純粋さが融合した、本当に偉大なシャブリとはどうあるべきかを証明する典型的な見本である。タンクかオーク樽熟成かというシャブリの2つの相対する造り方について、かねてから論争がある。このドメーヌを弟のパスカルと共に経営するディディエは「私達は両方を試しました。今までの経験では、タンクで熟成させた方がより良い品質になりました。樽熟成させたものには、トースト香とヴァニラ香が出ます。私達の意見では、それはシャブリのミネラリティにうまくマッチしないと考えています。」と語る。ピク兄弟は、2つのプルミエ クリュ、ヴォグロとヴォークパンを造っている。
【しかし、我々は彼らの素晴らしいシャブリ キュヴェ ヴィエイユ ヴィーニュこそ、ミネラルにあふれ、フレッシュでリッチなシャブリの見本であると思う。そして、それはこのエリアでしか見出せないものである。ディディエとパスカルは、このキュヴェを良いヴィンテージにしか造らない。例えば1991年と1994年、2001年(バッドヴィンテージ)にはまったく造られていない。ワインはシャブリから数kmの場所にあるシシェの村に所有する合計1haの畑から造られている。畑は3つの区画に分かれており、そのうちの2つ(合計0.8ha)はスラン川の右岸に位置する。シャブリの典型であるキンメリジャン土壌は、石灰岩と粘土質、「オストレア ヴィルギュラ」と呼ばれる牡蠣殻の化石の混ざったもの。3つめの区画はスラン川の左岸にあり、石混じりの土壌である。
【岸にある畑のひとつは1954年に彼らの祖父ピエール ピクによって植えられ、残りの2つは1970年代に、ディディエとパスカルがドメーヌの仕事に加わった際に購入したものである。葡萄の樹齢は55~57年。非常に古い樹だが良く手入れされており、粒の小さい実をつける。しばしばミルランダージュ(結実不良により小粒の果粒のまま樹に残る)となり、糖分と酸が凝縮され、ワインにグラン・クリュ並みの熟成力を与える。」 「ブルゴーニュ オジョルディ89 2009.08~09」
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■発酵・熟成:ステンレスタンクで発酵、澱と共に熟成■樹齢:1985年と1986年に植樹 ■土壌:ジュラ後期のキンメリジャンの粘土石灰質で水はけのよい土壌 ■収穫:手摘み このシャブリ ヴォークレールは、1.65ヘクタールの単一区画で初めてボトリングされたもの。 チャーミングでかすかにチョークを思わせるブーケがグラスの中で美しく開き、黄色いプラムやジャスミンの要素が加わる。口に含むと非常にバランスが良く、きりりとした酸があり、オレンジの皮やホワイトペッパーのニュアンスが漂う。 クラシックなスタイルで、スタンダードのシャブリに比べるとフィニッシュにより深みを感じる。素晴らしいデビューを飾るワインだ。レモンを思わせる柑橘系のフレッシュなアロマがあり、素晴らしくバランスが取れている。 このスーパーグレイトの2022年ヴィンテージは、ワイン評論家から高い評価を受けている。 |

