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シャトー モンフォーコン“ル プティ バロン” 2017 シャトー モンフォーコン元詰 コート デュ ローヌ (ヴァン ド フランス)
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シャトーヌフ・デュ・パプの川向い、ローヌ川の西側の小高い丘にそびえたつ11世紀建造の荘厳な古城 。シャトー モンフォーコンは1000年以上も続く、歴史深いワイナリーです。 川の近くにシャトーができたのには理由があります。 1000年以上も昔。人々は、農耕や移動手段として便利な川沿いの土地に住居を構えるようになりました。特に、今モンフォーコンのある場所は、かつてローマ人やギリシャ人が、川を利用した交通の要所として港を築きました。
中世に入って、今のモンフォーコンのシャトーが造られました。 当時、ローマ帝国から フランスを守るために、ローヌ川を通る船舶から通行料を徴収する権限を委ねられていました。セラーはとても古く、最初の建物は16世紀に造られました。セラーの近くでは、紀元前400年に使われていたと思われる、アンフォラボトルが見つかっています。この地域でオリーブオイルやワインを運ぶのに使われていたと考えられており、古代より産業が活発だったことを物語っています。 モンフォーコンの所有する畑の土壌は、砂質や石灰質、粘土質など、実に様々な土壌が複雑に存在しています。そのため、育つブドウもそれぞれに異なった表情をしています。その多様な土壌で育ったいくつかの品種のブドウをブレンドし、複雑でバランスの良いワインに仕上げています。
自然を尊重したブドウ栽培を心がけ、より自然な状態でブドウが育つように作業は全て手作業です。樹齢40年以上のブドウから、収穫量をヘクタール当り40KLと、グランヴァン並みに制限することで、とても凝縮感のあるワインを造りだしています。収穫も全て手摘み。生産者のたゆまぬ努力によって、今ではギ・ド・アシェットをはじめとして各国のワイン専門誌から素晴らしい評価を受けています。 現当主はパンス侯爵の子息ルドルフ。彼はカリフォルニアやオーストラリアなどでのワイン造りの経験を積み、上品で凝縮感のあるワインを造っています。 彼が作り出すワインはブレンドの妙ともいえる実に見事な仕上がり。 ルドルフ曰く,"グルナッシュで果実味を、シラーでは力強さを、カリニャンで自然な酸味、そして サンソーでフィネスを表現"。各品種の個性を生かしたワイン造りをしています。ルドルフの父親は、ワイン造りはしておらず、ブドウを育てて大手のワイン製造者にブドウを売っていました。しかしルドルフは、自身のワインを造ろうと、自ら海外に赴き、ワイン造りのノウハウを学んだのです。
そんな彼のファーストヴィンテージは1995年で、かつて5つしかなかったブドウ畑は、今では45にまで増えました。現在、年産150000本。シャトー モンフォコンで造られるワインの80%は輸出用で、日本のみならず、ヨーロッパや南北アメリカ、アジアなど世界中に広く輸出されています。 | ![]() ■ぶどう品種:グルナッシュ25%, シラー25%, カリニャン25%, ムールヴェードル25% ■気候:南ローヌ地域の気候 ■ 葡萄畑面積:60ha シャトー・ド・モンフォーコンは、南ローヌ地域に位置するAOCリラックにある11世紀建造のシャトーで、オーナーのルドルフ氏はフランス国内やカルフォルニア大学デーヴィス校で学び、バロッサやヌフドパプで修業を積んだワイン造りのエキスパートです。 彼は樹齢が高く最良の区画を求め、現在60haに及ぶ畑で生産しています。 このシャトーでは、グルナッシュ、シラー、カリニャン、ムールヴェードルからなるブレンドを用いて手頃でありながらもモンフォーコン独自のスタイルを楽しめる人気辛口赤ワインが造られています。 その味わいは果実味豊かでありながらも優しい口当たりを持ち、限定生産される逸品です。 |





