サンセール キュヴェ・フロレス 2020年 ドメーヌ・ヴァンサン・ピナール 正規 750ml （ロワール 白ワイン）

サンセール キュヴェ・フロレス 2021年 ドメーヌ・ヴァンサン・ピナール 正規 750ml （ロワール 白ワイン）

Sancerre Flores [2021] Domaine Vincent Pinard AOC Sancerre

ドメーヌ　ヴァンサン　ピナールは、サンセールを産する14の村のうちのひとつ、ビュエ村に拠点を置く造り手。サンセールのトップ生産者として、ヒュージョンソンの「ポケットワインブック」、「レ　メイユール　ヴァン　ド　フランス」など様々なガイドで高い評価を得ています。現在はヴァンサンとコゼットのピナール夫妻と2人の息子、フローランとクレマンが一緒にワイン造りをしています。彼らのワイン造りの哲学は、テロワール、そして周囲の環境を尊重し、自然でオーガニックな方法を採っています。

所有する畑は現在17ヘクタール。そのほとんどが、石灰岩および粘土石灰質の土壌を持つビュエ村にあります。葡萄の栽培には、除草剤、殺虫剤、防カビ剤は一切使用しません。畑の微生物や昆虫、野鳥の命を危険にさらしたくないと考えているからです。畑作業の多くは、手作業で行っています。品質を高めるため、剪定を短くし、グリーンハーベストを行い、収量を低く抑えるようにしています。収穫は、畑で選別しながら、手摘みで行い、セラーに運んでから、振動式の選果テーブルで再度、健全で熟した葡萄だけを選別します。醸造段階においてもできるだけ自然に、人の手が介入しないようにしています。それを実現するためには、葡萄の選別が非常に大切です。葡萄が健全であれば、醸造の段階で人工的なものを加える必要がないからです。造るキュヴェによって、ステンレスタンク、木製醗酵槽、228Lのバリック、600Lのドゥミ　ミュイを使い分けています。

ソーヴィニヨン　ブランは、石灰岩質土壌に植えられています。ビュエ村の土壌は、「カイヨット」と呼ばれ、小石の多い石灰岩質で主にチョーク（白亜）で構成されています。このカイヨット土壌はワインに素晴らしいフィネス、ピュアさ、綿密さを与えます。ピナール家のソーヴィニヨン　ブランの多くは1960年代に植えられたものです。樹齢40年を超える葡萄から出来るワインは持続性があり、豊かなミネラルが感じられます。

紛れもない赤ワインの専門家であるヴァンサン・ピナールは、息子のフローランとクレマンの二人と力を合わせて彼らの白のスタイルにしっかりと磨きをかけた。（中略）白い花がいっぱいの「フローレス」は、若々しくて非常に繊細なソーヴィニヨンとなっている。白い果実を感じる「キュヴェ・ニュアンス」はアロマの後ろ盾によって引き付けるものがある。「ハーモニー」は豊かさと新鮮さの程よいバランスを見出している。ベタンヌ＆ドゥソーヴ「フランスワイン格付け」

畑は、ビュエのカイヨット土壌の複数の区画です。向きは、南、東、西向きで、標高は250～300mです。収穫量は、55hl／haです。葡萄は手摘みにされ、ニューマティックプレスで圧搾。アロマを最大限に引き出すため、ステンレスタンクで低温（17度）に保ち発酵させます。マロラクティック発酵はしません。新鮮さを保つためにタンクで澱とともに8ヶ月間寝かせます。緑がかった金色、アカシアとグリーングラスの複雑なノーズ。柑橘類、特に熟したレモンのような固くフレッシュで、生き生きしたフレイヴァーがあります。山羊のチーズ（シェーヴル）との相性も抜群です。