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ラ・カノペ ジュラソン・セック 2021年 ドメーヌ・コアペ 750ml (フランス シュッドウエスト 白ワイン)

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ドメーヌ・コアペは、ピレネー山脈の麓にある「世界最高峰の甘口ワイン」と認識されるプレステージ・ワイナリーです。フランス国内だけでも無数の高級レストランで愛される極上の甘口を世に送り出すコアペですが、その歴史は意外に浅く、正式なワイナリー設立は1980年。現在のオーナー、アンリ・ラモントゥ氏がわずか一代で築き上げました。ラモントゥ氏曰く、「ファーストヴィンテージから5年後、1985年頃には何とか上手にワインが造れるようになった」と言いますが、そのわずか3年後の1988年には従来の甘口を超える極甘口の生産に成功し、これがボルドーのヴィネクスポで行われた「世界の厳選甘口ワイン」でいきなり5位に入賞することになりました。この鮮烈なデビューが業界を驚かせるきっかけとなったのです。
ラモントゥ氏のワイン造りは、「自ら足を運び発想を形にすること」。1970年代、まだまだ保守的だったフランスのワイン業界において新参者のラモントゥ氏には良い意味で常識や恐れるものもありませんでした。もちろんジュランソン地区にもたくさんのワイナリーがありましたが、ジュランソン以外の地域にも目を向け訪問を始め大きな刺激を受けます。その後ボルドー大学でわずか1週間の研修を受け、エミール・ペイノー氏著「ワインの知識とその実践」を熟読。その結果、醸造したワインは見違えるほどの違いを見せたため、ますますワインにのめり込むようになりました。

「最高の大地の恵みを受け、自然に耳を傾け、敬意を持ちながら生きてゆく」この考えを常に胸に抱き、新たな進歩、挑戦に向かうラモントゥ氏は、「詳細は完璧に結びつく。完璧とは非常に大事なことである。」、と言います。つまり日々少しずつ積み重ねた努力と経験はラモントゥ氏が求める完璧に近づきますが、完璧というのは唯一のものであり、それを成すためには緻密さが必要になる、という哲学を持っています。
収穫はもちろん手摘みで行い、カゴも小さなものを使います。この時、カゴをブドウで一杯にしないようにします。それは、収穫の際にカゴを重ねるので、重ねた部分がブドウと接触して、そこからブドウが傷つくのを防ぐためでもあります。収穫のタイミングは、辛口ワインと甘口ワインでもちろん異なりますが、特に甘口において収穫時期をずらす手法がコアペの特徴です。収穫したブドウは太陽の熱を吸収しているため、温度が高いことから、ワイナリーに到着するとすぐに低温の冷蔵庫に運ばれ、一晩温度を下げることからスタートします。1978年に初めて醸造を行ったアンリ・ラモントゥ氏。その10年後、1988年にボルドーのヴィネクスポで行われたコンテスト「世界の厳選甘口ワイン(11カ国から70社のセレクト)」部門で、いきなり5位に入賞するという快挙を果たしました。

ラ・カノペ ジュラソン・セック 2021年 ドメーヌ・コアペ

シャン・デ・ヴィーニュ・ジュラソン・セックはコアペの辛口白ワインのスタンダードレンジ。珪素粘土質土壌畑のグロ・マンサン種70%とカマラレ種30%をステンレスタンクで4ヶ月熟成。アロマも味わいも清涼感に満ち溢れ、グレープフルーツや夏みかんの味わいを感じる白ワイン。



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