エスト!エスト!!エスト!!!ディ モンテフィアスコーネ 2022 メリーニ社 白ワイン イタリア

エスト!エスト!!エスト!!!ディ モンテフィアスコーネ 2022 メリーニ社 白ワイン イタリア

Est Est Est di Montefiascone [2022] Melini DOC Est Est Est di Montefiascone

このメリーニ社の特筆すべき功績は、キアンティ地方に初めて「単一畑」（クリュ）の概念を持ち込み、実践したことです。それによって、全キアンティ・クラッシコの現在の名声の基礎が作られたのです。

また、1860年はキアンティの歴史において忘れがたい年となりました。ラボレル・メリーニはガラス職人のパオロ・カッライと協力して、コルクの圧力に負けないようネック部を補強し、輸送に耐えられるようワラで巻いた特殊なガラス瓶を作り出しました。こうして外国への輸出が初めて可能になったのです。「フィアスコ・ボトル」（こもかぶり瓶）として世界中で知られる、キアンティ特有のボトルはこのメリーニ社で生まれたのです。まさにキアンティを代表するワインメーカーです。

現在170ヘクタールの自社畑をもち、年間700万本の生産力をもつメリーニ社。GIV（グルッポ・イタリアーノ・ヴィーニ）に属し、安定した資本力をもって今も常に技術革新に取り組んでいます。「高品質ワインを少量造るのはさして難しいことではない。高品質なものを安定供給させることのほうがよほど困難である。」それを実現させているのが、キアンティのリーディング・ワイナリー、メリーニなのです。（醸造責任者：マルコ・ガレアッツォ）

エスト!エスト!!エスト!!!ディ・モンテフィアスコーネ 2022年 メリーニ社

12世紀、パスクアーレ2世に謁見するためイタリアを訪れたヘンリー5世の従者JOHANN　DEFUKの家来が、彼らに先立って各地を訪れ、おいしいワインがある場所にESTと書いた。モンテフィアスコーネのワインはとても美味しく品質が良かったのでESTを3回書いた。JOHANNはそのワインがとても気に入り、謁見後モンティアーノに戻り、一生その地で過ごした。JOHANNは今モンテフィアスコーネのサン・フラヴィアーノ教会で眠り、彼のお墓にエストをかける習慣があった。

9月末から10月初めにかけて収穫したブドウをソフトプレス後、温度管理されたステンレスタンクでゆっくりと低温発酵させる。3月までタンクで静置後ボトリング。

輝く麦わら色。心地よく特徴的なブーケがあり、サンザシの花（バラ）や熟したリンゴのニュアンスがある。辛口でフルーティ、エレガントでバランスの取れた白ワイン。余韻にプラムとアーモンドのほろ苦さが感じられる。