カンノナウ ディ サルディーニャ リゼルヴァ 2020 テヌータ セッラ&モスカ社 (赤ワイン・イタリア)
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カンノナウ ディ サルディーニャ リゼルヴァ 2020 テヌータ セッラ&モスカ社 (赤ワイン・イタリア)
SELLA & MOSCA Cannonau di Sardegna Riserva [2018] Tenuta Sella & Mosca
当時の有名な政治家、クィンティーノ氏の甥エルミニオ・セッラ氏とエドガルド・モスカ氏がアルゲーロの自然と大地に魅せられて、領主のヴィッラマリーナ家から土地を購入したのがセッラ&モスカ社の始まりです。
所有総面積は650ヘクタールでそのうちブドウ畑は500ヘクタール。これは自社畑としてはヨーロッパでも最大級の広さを誇ります。セッラ&モスカ社は、ブドウ畑の新しい管理方法と新しいワインを造るための技術の開発に力を注ぎ、その独創的な技術やノウハウによってサルデーニャ島全体のブドウ栽培とワイン醸造の発展に多大なる影響を与えました。また現在の醸造責任者、マリオ・コンソルテ氏のもと、重い赤ワインが中心だったサルデーニャワインにさわやかなテイストを加え、消費者のニーズにも応えたワイン造りを行っています。
「サルデーニャワインに新しい可能性を開いた醸造元」として、イタリアワイン醸造界全体にも新しい道筋を指し示してきた権威あるワイナリーです。
自社畑は500ヘクタール。テクノロジーと人の手を駆使して常に行き届いた管理がなされています。長年蓄積した気象データを基に気象予測を行い、収穫のタイミングの決定などに活用しています。赤外線写真を用いて果実の生育状況を観測。収穫時には、600人以上が総出して、優れたブドウを選別し、収穫しています。
セッラ&モスカ社は、1970年代からヴェネト州コネリアーノ醸造学校と協力し、より高い品質と、病害虫に対するて抵抗力を持つブドウを追求していました。伝統品種にとどまらず、カベルネ・ソーヴィニヨン種やメルロー種などの国際品種まで、試験栽培を含めると実に1,671種にも及ぶ苗木の栽培を手掛けてきた実績があります。当時ヨーロッパ全域では、既に19世紀に猛威をふるっていたフィロキセラ(葡萄根アブラムシ)による病害のため、アメリカ台木による接木栽培が一般的となっていました。そして、フランスやドイツ、スペインなど各国の農家は、台木に接木できる優良な穂木を探し求めていました。こうした状況の中、研究の成果を用いて、彼らに優良な穂木を輸出していたのがセッラ&モスカ社だったのです。
1960年代、マリオ・コンソルテ氏の指導により、従来の背の低い株仕立てから、テンドーネの一種で“ペルゴラ(Pergola)”と呼ばれる棚式に改植。1972年には全てがこの仕立てになりました。
幹から2枝がY字型に別れて伸び、2メートル弱の高さでほぼ直角に曲がり、地面と平行に伸びているのが特徴です。枝の上部を覆うように茂る葉は、太陽の光を充分浴びて光合成を行うことが出来ます。そしてブドウは葉の下で強すぎる直射日光から守られ、糖分と酸のバランスが優れた果実に育ちます。
1980年代には牧海地を開墾、地表近くにあった厚さ70cmほどの岩盤を掘り起こし、地中10~12mに埋め戻して土をかぶせ、ブドウが地中深く根をはれるようにし大規模な土地改良を行いました。また、赤外線航空写真を活用し、病害や天災からブドウを守るべき、日々“健康管理”をしています。同時に、過去の気象データを基に気象予測をし、干ばつの被害を避けるため、広大な畑に配水管を設置。地下60mの水脈からポンプで給水し、360度回転のスプリンクラーで散水しています。
セッラ&モスカ社の広大な畑は、火山を起源とすいる石灰質土壌や堆石土壌、鉄分を多く含む粘土質土壌、沿岸の砂地など、多様な土壌に恵まれています。また沿岸から吹き寄せる海風は、こうした土壌に微気候(ミクロクリマ)をつくり出します。同社では、異なる土壌タイプによって畑を分類し、その畑に最も適したブドウ品種を栽培しています。
70年代にはコンピューターを導入し、データ管理しながらのワイン造りが出来るシステムが整いました。現在では低温マセラシオンを行う80のステンレスタンク(計640万リットル)の他、スラボニアオークの大樽、225リットルのバリック(小樽)が完備されています。
カンノナウ・ディ・サルディーニャ リゼルヴァ [2018]年 テヌータ・セッラ&モスカ社
カンノナウ・ディ・サルディーニャ リゼルヴァ 2018年 テヌータ・セッラ&モスカ社
サルディーニャ島特有のブドウ品種カンノナウ種ならではのブルーベリーやブラックベリーを思わせる華やかで果実感あふれる赤ワイン。大樽熟成6ヶ月が義務付けられているDOCワインを、セッラ&モスカ社では2年間熟成させている。
熟成とともにレンガ色を帯びるガーネット色。すみれの香りと共にオーク樽での熟成を感じさせる。芳醇でまろやかな口当たりの辛口。
【ワイン名】カンノナウ・ディ・サルディーニャ リゼルヴァ [2018]年 テヌータ・セッラ&モスカ社
【ワインについて】イタリアは地中海の中で、シチリア島に次いで大きい島、サルデーニャ島から土着品種カンノナウ種100%で造られる赤ワイン!オークの大樽で24か月熟成!さらに瓶内熟成後、世に出る人気赤ワイン!造り手は重い赤ワインが中心だったサルデーニャワインにさわやかなテイストを加え、「サルデーニャワインに新しい可能性を開いたワイナリー」として世界中で高い評価を得ているテヌータ・セッラ&モスカ社!ワインは熟成とともにレンガ色を帯びるガーネット色。すみれの香りと共にブラックベリーやバニラなどのオーク樽での熟成を感じさせる芳香で、まろやかな口当たり!
【ワインのタイプ】赤ワイン
【ワインのテイスト】ミディアムボディ
【生産者】セッラ&モスカ社
【ブドウの収穫年】[2018]年
【生産地】イタリア / サルディーニャ /DOCカンノナウ・ディ・サルディーニャ
【内容量】750ml