プリンツ シュペートブルグンダー QbA トロッケン 2020年 750ml （ドイツ 赤ワイン）

プリンツ シュペートブルグンダー QbA トロッケン 2020年 750ml （ドイツ 赤ワイン）

PRINZ Spatburgunder QbA Trocken 2020 Weingut Prinz Rheingau Hallgarten

畑仕事を全て手作業に変えた。コストアップだが、すべては畑で良い葡萄を造るため。
「ハルガルテンのブティックワイナリー」　　シュタインベルガーなど有名な畑が見渡せる、ハルガルテン村の丘に住むプリンツは、ラインガウで注目を集めている生産者です。良いワインを造ろう、ハルガルテンの素晴らしさをもっと知ってもらおう、との想いで情熱的にワイン造りを続けてきたプリンツの試みは、今まさに華開いています。彼が造り出すワインは、かつて勤務した州営ラインガウ醸造所のワインの質を明らかに上回り、多くのドイツワインファンを驚かせることは間違いありません。しかしながら残念なのは、あまりに量が少ないことです。

「この地方特有の重さのあるワインは造りたくない」　　以前から私どもは、プリンツのワインに上質なモーゼルワインのような酸とミネラルとボリュームを感じていました。2001年に訪問した際に、「モーゼルワインを意識している。特にヴィリ　シェーファーのワインが大好きで尊敬している」とプリンツが話すのを聞きました。またケルンの展示会でシェーファーから、「モーゼルからワインを買って瓶詰めしたのでは！？」と冗談を言われたとも聞き、シェーファーもプリンツのワインを高く評価していて、非常によいライバル関係にあると知ることが出来ました。

「シュペートブルグンダーにはまっています」　　昔はリースリングしか造りたくないと思っていましたが、今は赤ワインにはまっています。1986、1991、1992年に、シュペートブルグンダーを植樹。2004年に植えた時には、いくつかのブルゴーニュの特別なクローンを選びました。より力強さが出て、色が濃くなります。全体の5％まで畑を増やしましたが、これ以上大きくするつもりはありません。現在ドイツの気候は15年位前のブルゴーニュ並みになっています。収穫は熟し過ぎない内に行うよう心がけています。赤は最低1年熟成させてから飲んでほしいと思っています。

プリンツ・シュペートブルグンダー・QbAトロッケン[2020]年
畑はハルガルテンの畑の中でも特別な区画、
非常に葡萄がよく熟す場所にあり、土壌は珪岩とスレートが多く、
レス（黄土）とローム質です。
畑の向きは南東から南西向き、斜度は15％?25％、
葡萄の樹齢は25年です。熟度の高い葡萄を得るため、
強めの剪定を行ない、グリーンハーベストをします。
発酵は伝統的な開放式のタンクで行います。
伝統的なハルプシュテュック（600L）で熟成させた後、
ボトリングします。
樽が出過ぎないよう、使用済のものを使っています。
しっかりとした酸、かすかに土っぽいニュアンスが感じられます。「
さくらんぼのような赤い果実の香りが特徴。」とプリンツは話しています。