セリェール・ピニョル ラッチ・デ・ライム ホワイト 2022年 DOテラ・アルタ （白ワイン・スペイン）

セリェール・ピニョル ラッチ・デ・ライム ホワイト 2022年 DOテラ・アルタ （白ワイン・スペイン）

Raig de Raim White [2022] DO Terra Alt (Celler Pinol)

「セリェール・ピニョル」は、2003年ヴィンテージが、ロバートパーカー氏に「驚くほどの価格」、「ケース買いすべき」と絶賛された、コストパフォーマンス抜群のワインを生み出すスペイン生産者です。

設立は1945年。現在は4代目にあたるフアンホ・ガルセラ氏が中心となり、ワイナリーを運営しています。設立以来、長年に渡りペネデスの大手生産者「トーレス」社にバルク売りをしてきましたが、醸造学を修めたファンホ氏が、1995年よりワイナリーに参加、以来彼の発案で自社瓶詰めを開始。有機栽培を実践し、高品質なワインを生み出しています。

また一部(約20％)に買いブドウを使用する為に「ワイン」には認証はないものの、「ワイナリー」としてはカタルーニャ州の有機農法審議会に有機栽培として認証されています。

先日、当店わいんの玉手箱にセリェール・ピニョル社のオーナー、フアンホ・ガルセラ・ピニョル氏が来店されました。当店のワインラヴァー数十名参加の元、夕方6時から、予定の10時をはるかに超える深夜12時過ぎまでピニョル氏のお話を中心にセミナー＆ディナーが行われました。

非常に研究熱心なオーナーらしく、有機農法に対する考え方や、テラ・アルタ・D.Oの特徴であるガルナッチャ種やカリニエナ種のポテンシャルの素晴らしさ、その結果としてロバートパーカー氏やペニン誌などの高評価が非常に嬉しいと言う事や、これからのワイナリーのあり方などの説明をしていただきました。

ところが一転、非常に明るいフアンホ氏とこれまた飲むとはちゃめちゃに面白い！当店オーナーとのワイン談義に花が咲き、ワイン会全体が大爆笑連発！踊り有り歌有り、ワインセミナーならぬワインワインどんちゃん騒ぎ会と化してしまいました！

スペインワインの現状やフアンホ氏自身は実はボルドーのポムロールやカリフォルニア、スペインではプリオラートが好きだ！白はニュージーランドソーヴィニヨン！等々、次に開けるワインの要望をたくさん頂き、予定していたテイスティングボトル8種類のワインが最終には10種類以上になっていました。

最後に日本式1本締めで6時間のワインセミナー？はお開きになりました。皆様お疲れ様でした。

当日のお客様の中には当店一番人気サクラ・ナトゥーラもさることながら、ヌエストラ・セニョーラ・ポルタルの素晴らしさに感動される方が非常に多かったのが印象的でした。

セリェール・ピニョル ラッチ・デ・ライム ホワイト 2022年

緑色がかった輝きのある色合い。パイナップルやバナナ、洋梨など、トロピカルフルーツワインを想わせるフルーティな香りに溢れ、ほのかにガリーグのニュアンスも。


ジューシーで、滑らか、フレッシュでバランスの取れた酸が心地良く魚料理（特に味の淡白なもの）、カキ、パスタとの相性が良い。




・ブドウ品種：ガルナッチャ・ブラン50％、マカベオ40％、モスカテル10％・収量：40hl/ha
・樹齢：平均15年
・土壌：石灰質
・熟成：ステンレスタンク熟成