平安貴族の心得 「御遺誡」でみる権力者たちの実像 /倉本一宏

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≪商品情報≫

著者名:倉本一宏
出版社名:朝日新聞出版
発行年月:2024年06月
判型:新書
ISBN:9784022952721


≪内容情報≫

御遺誡(ごゆいかい)と呼ばれる史料がある。遺詔や遺言とは異なり、多くは子孫や門下などの後人に遺した訓戒である。そのほとんどはいつしか失われてしまい、あらたな嫡流となった人物の「御遺誡」だけが後世まで残された。近年、平安時代の皇位や摂関の継承、さらには時代の深層に迫り得る史料として注目されている。千年以上も前の天皇や大臣が己の命より大事にしたものとは何か。子孫や門下に何を遺そうとしたのか。皇統の確立と摂関家の成立にはどんな関係があるのか。大河ドラマ「光る君へ」の時代考証を務める日本古代政治史の大家が、嵯峨天皇、宇多天皇、菅原道真、醍醐天皇、藤原師輔の五つの御遺誡を通して案内する奥深い古典世界。

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