暗手 /馳星周

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≪商品情報≫

著者名:馳星周
出版社名:KADOKAWA
発行年月:2020年04月
判型:文庫
ISBN:9784041091289


≪内容情報≫

作家、書評家絶賛の長編ノワール、ついに文庫化!!

台湾プロ野球で八百長に手を染め、罪から逃れるために殺しを重ねた加倉は、逃れ着いたイタリアで殺し以外なら仕事を選ばない何でも屋「暗手」として生きていた。そこへ、サッカー賭博の帝王・王天から依頼が舞い込む。プロリーグ・ロッコに所属する日本人ゴールキーパー・大森に八百長をさせろというのだ。仕事に取りかかった加倉は、大森の姉・綾の写真を見て衝撃を受ける……。馳星周、原点回帰にして究極のクライムノベル!

◆『不夜城』『夜光虫』の衝撃から20年
作家、書評家より、賞賛の声続々!!◆

言い訳はしない。赦しも求めない。ただ傷ついたまま、男はより深い闇へと分け入る。
破滅へと向かう独りよがりの自我を描かせたら、やはり馳星周はピカイチだ。
東山彰良(作家)

生への意味を、誰かの中に見出そうとする虚しさと渇き。決して実らない祈り。
桁違いの業深さ、ここにあり。
垣根涼介(作家)

初期への回帰!馳 星周節が戻ってきた!
謳いあげられる血まみれの絶望と孤独の何と甘美なことか。
池上冬樹(文芸評論家)

『夜光虫』から19年。主人公・加倉昭彦の復活は、馳 星周の新たな可能性を拓いた。
裏社会で蠢く、血に飢えた男たちの姿に胃の腑が抉られる。
弩級のエンターテインメントだ。
東 えりか(書評家)

一度地獄に堕ちた人間をさらに突き落とす。
これは馳 星周にしか書けない、もっとも危険で哀しいゲームだ。
杉江松恋(書評家)

最初の1ページで、一撃で、否応無しに物語世界に引きずり込まれる。
自己記録を更新し続ける馳 星周の、完全なる最高傑作。
吉田大助(書評家)

暗手 /馳星周のレビュー

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