トコトン図解気象学入門 /釜堀弘隆 川村隆一 講談社サイエンティフ
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≪商品情報≫
著者名:釜堀弘隆、川村隆一、講談社サイエンティフィク
出版社名:講談社
発行年月:2018年03月
判型:A5
ISBN:9784061552395
≪内容情報≫
本書は気象学分野のいわゆる入門書である。これまで多くの入門書が出版されているが、本書は著名な専門書である「一般気象学」(小倉義光著、東京大学出版会)への橋渡しを意識した入門レベルの内容となっている。気象学に関連する概念や現象に対して、より具体的なイメージと興味を持ってもらうために、カラーの図版を多く用いて、できるだけ平易な文章で解説することを目指した。(まえがきより)
本書「はじめに」より
本書を手にとったあなたは、大学で気象学を勉強しようと思っている学生、気象予報士の資格試験を受けようと考えている社会人、あるいは純粋に気象学って何だろうと好奇心を持っている人かもしれない。本書が、そのような読者の興味や期待に少しでも応えられる内容になっていることを、著者として切に望んでいる。
本書は気象学分野のいわゆる入門書である。これまで多くの入門書が出版されているが、本書は著名な専門書である「一般気象学」(小倉義光著、東京大学出版会)への橋渡しを意識した入門レベルの内容となっている。気象学に関連する概念や現象に対して、より具体的なイメージと興味を持ってもらうために、カラーの図版を多く用いて、できるだけ平易な文章で解説することを目指した。
本書は3部構成で編集されている。第1部は「気象学を支える科学原理」と題して、大気の形成の歴史から始まり、地球の放射収支と大気の温度分布、雲と降水過程、大気の運動学・熱力学の基本を学ぶ。第2部は「大気の現象論」で、中小規模の気象現象、大規模な大気の流れ、エルニーニョ現象などの大気海洋相互作用、成層圏の循環とオゾン層など、様々な観点から重要な気象現象を紹介している。最後の第3部「最先端の気象学」では、気象学にとって必要不可欠な、大気と海洋の観測の歴史と最先端技術から始まって、大気の数値予報と予測可能性、異常気象とテレコネクション(遠隔結合)、過去・現在・未来の気候変動のしくみ、について最新の研究成果も交えながら解説している。
本書で扱っている内容のうち他の入門書であまり見られないのは、第8章「大気海洋相互作用」、第10章「大気と海洋の観測」、第11 章「大気の予測可能性」、第12章「テレコネクション」などである。今や異常気象や気候変動のメカニズムを理解するためには、大気だけではなく海洋の循環や大気と海洋の相互作用の知識が必要であり、その基礎となっているデータを得るためには大気と海洋双方の観測技術の向上が欠かせない。そして、取得した膨大な観測データを基にスーパーコンピュータで数値計算をして天気予報が発表されている。これらの具体的な取り組みや仕組みが臨場感をもって読者に伝われば幸いである。
著者名:釜堀弘隆、川村隆一、講談社サイエンティフィク
出版社名:講談社
発行年月:2018年03月
判型:A5
ISBN:9784061552395
≪内容情報≫
本書は気象学分野のいわゆる入門書である。これまで多くの入門書が出版されているが、本書は著名な専門書である「一般気象学」(小倉義光著、東京大学出版会)への橋渡しを意識した入門レベルの内容となっている。気象学に関連する概念や現象に対して、より具体的なイメージと興味を持ってもらうために、カラーの図版を多く用いて、できるだけ平易な文章で解説することを目指した。(まえがきより)
本書「はじめに」より
本書を手にとったあなたは、大学で気象学を勉強しようと思っている学生、気象予報士の資格試験を受けようと考えている社会人、あるいは純粋に気象学って何だろうと好奇心を持っている人かもしれない。本書が、そのような読者の興味や期待に少しでも応えられる内容になっていることを、著者として切に望んでいる。
本書は気象学分野のいわゆる入門書である。これまで多くの入門書が出版されているが、本書は著名な専門書である「一般気象学」(小倉義光著、東京大学出版会)への橋渡しを意識した入門レベルの内容となっている。気象学に関連する概念や現象に対して、より具体的なイメージと興味を持ってもらうために、カラーの図版を多く用いて、できるだけ平易な文章で解説することを目指した。
本書は3部構成で編集されている。第1部は「気象学を支える科学原理」と題して、大気の形成の歴史から始まり、地球の放射収支と大気の温度分布、雲と降水過程、大気の運動学・熱力学の基本を学ぶ。第2部は「大気の現象論」で、中小規模の気象現象、大規模な大気の流れ、エルニーニョ現象などの大気海洋相互作用、成層圏の循環とオゾン層など、様々な観点から重要な気象現象を紹介している。最後の第3部「最先端の気象学」では、気象学にとって必要不可欠な、大気と海洋の観測の歴史と最先端技術から始まって、大気の数値予報と予測可能性、異常気象とテレコネクション(遠隔結合)、過去・現在・未来の気候変動のしくみ、について最新の研究成果も交えながら解説している。
本書で扱っている内容のうち他の入門書であまり見られないのは、第8章「大気海洋相互作用」、第10章「大気と海洋の観測」、第11 章「大気の予測可能性」、第12章「テレコネクション」などである。今や異常気象や気候変動のメカニズムを理解するためには、大気だけではなく海洋の循環や大気と海洋の相互作用の知識が必要であり、その基礎となっているデータを得るためには大気と海洋双方の観測技術の向上が欠かせない。そして、取得した膨大な観測データを基にスーパーコンピュータで数値計算をして天気予報が発表されている。これらの具体的な取り組みや仕組みが臨場感をもって読者に伝われば幸いである。