人はどのように鉄を作ってきたか ４０００年の歴史と製鉄の原理 /永田和宏（冶金学者）

≪商品情報≫

著者名：永田和宏（冶金学者）
出版社名：講談社
発行年月：2017年05月
判型：新書
ISBN：9784065020173


≪内容情報≫

4000年前、アナトリアで発明された鉄ほど人類の社会と文明に影響を与えた物質はない。温度計もない時代に、どのように鉄を作ったのだろうか？ 鋼、玉鋼、錬鉄、銑鉄、溶鉱炉、転炉、平炉、反射炉──アナトリアの最古の製鉄から現代の製鉄法、さらに日本固有の「たたら製鉄」も紹介しながら、鉄作りの秘密に迫る。


鋼、玉鋼、錬鉄、銑鉄、溶鉱炉、転炉、平炉、反射炉、たたら……
古代から現代までの製鉄法と、その技術を探る。

人類が鉄を作り始めて4000年。「鉄」ほど人類の社会と文明に影響を与えた物質はない。温度計もない時代に、どのように鉄を作ったのだろうか？
「鉄鉱石を炉に入れ加熱すれば、鉄は自然にできてくる」というわけではない。鉄鉱石から鉄を作るには、厳密に温度を管理し、含まれる炭素の量をコントロールし、リンやイオウなどの不純物が混ざらないようにしなければならない。温度計すらない時代から、鉄を作ってきた人々は、それらをどのように知り、何を目安に鉄を作ってきたのだろうか。
アナトリアの最古の製鉄から現代の製鉄法、さらに日本固有の「たたら製鉄」の技術を解説しながら、鉄づくりの秘密に迫る。