1/10
時点_ポイント最大15倍
小尾俊人日誌1965ー1985 /小尾俊人
販売価格
3,520
円 (税込)
送料無料
- 出荷目安:
- 1~2営業日で出荷
たまるdポイント(通常) 32
+キャンペーンポイント(期間・用途限定) 最大14倍
※たまるdポイントはポイント支払を除く商品代金(税抜)の1%です。
※表示倍率は各キャンペーンの適用条件を全て満たした場合の最大倍率です。
各キャンペーンの適用状況によっては、ポイントの進呈数・付与倍率が最大倍率より少なくなる場合がございます。
dカードでお支払ならポイント3倍
各キャンペーンの適用状況によっては、ポイントの進呈数・付与倍率が最大倍率より少なくなる場合がございます。
- 商品情報
- レビュー
≪商品情報≫
著者名:小尾俊人
出版社名:中央公論新社
発行年月:2019年11月
判型:四六判
ISBN:9784120052514
≪内容情報≫
日誌は1961年に始まり97年に終わる。本書では65年から85年までの150冊を翻刻。丸山眞男、藤田省三らとのやりとりが戦後思想史・出版史に新たな照明を与える。市村弘正・加藤敬事の対談収録。
◆加藤◆マルクス主義が凋落し、丸山学派が一番輝いていた時期、それが『日誌』の時代背景としてある。
◆市村◆60年代後半、丸山眞男とその学派の影響力はすごかったですからね。なぜ丸山があれほど騒がれたのか、いまやわからなくなっている。丸山学派の意味を教えてくれるのが、この『日誌』最大の読み所一つだと思います。
◆市村◆この『日誌』では、丸山におけるシュミット経験というのが、すでに65年から始まっていていたことがわかる。どういう文脈での言及かというと、ヴェトナムにおけるゲリラ戦なんです。
◆加藤◆『パルチザンの理論』ですね。
◆市村◆20世紀の問い直しには時間がかかります。藤田さんがベンヤミンを読み始めた頃、丸山さんは、最近藤田君は、ベンヤミンとか文明批評をやっているらしい、と冷淡な見方です。これまでやってきた政治学に背を向け、現代という時代そのものに向き合ったのは、藤田さんの学問的転換でしょう。丸山さんが「優れた魂」と言うなら、その魂の転換でしょう。丸山さんはそれが理解できなかった。
――市村弘正・加藤敬事による解説対談より
著者名:小尾俊人
出版社名:中央公論新社
発行年月:2019年11月
判型:四六判
ISBN:9784120052514
≪内容情報≫
日誌は1961年に始まり97年に終わる。本書では65年から85年までの150冊を翻刻。丸山眞男、藤田省三らとのやりとりが戦後思想史・出版史に新たな照明を与える。市村弘正・加藤敬事の対談収録。
◆加藤◆マルクス主義が凋落し、丸山学派が一番輝いていた時期、それが『日誌』の時代背景としてある。
◆市村◆60年代後半、丸山眞男とその学派の影響力はすごかったですからね。なぜ丸山があれほど騒がれたのか、いまやわからなくなっている。丸山学派の意味を教えてくれるのが、この『日誌』最大の読み所一つだと思います。
◆市村◆この『日誌』では、丸山におけるシュミット経験というのが、すでに65年から始まっていていたことがわかる。どういう文脈での言及かというと、ヴェトナムにおけるゲリラ戦なんです。
◆加藤◆『パルチザンの理論』ですね。
◆市村◆20世紀の問い直しには時間がかかります。藤田さんがベンヤミンを読み始めた頃、丸山さんは、最近藤田君は、ベンヤミンとか文明批評をやっているらしい、と冷淡な見方です。これまでやってきた政治学に背を向け、現代という時代そのものに向き合ったのは、藤田さんの学問的転換でしょう。丸山さんが「優れた魂」と言うなら、その魂の転換でしょう。丸山さんはそれが理解できなかった。
――市村弘正・加藤敬事による解説対談より