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虫を描く女(ひと) 「昆虫学の先駆」マリア・メーリアンの生涯 /中野京子(ドイツ文学

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≪商品情報≫

著者名:中野京子(ドイツ文学)
出版社名:NHK出版
発行年月:2025年04月
判型:新書
ISBN:9784140887424


≪内容情報≫

その画家はなぜ、強烈に「知」を求めたのか──?

近代の夜明け前、フンボルトやリンネ、ダーウィンよりはるか昔に、昆虫学という学問が存在しないなか独学で研究を行い、メタモルフォーゼ(変態)の概念を絵によって表現、さらに大西洋を渡って南米を調査旅行し、昆虫や植物の姿を生き生きと描写した破格の女性が17 世紀にいた。小さな虫の中に「神」を見たその女性、マリア・シビラ・メーリアンとは何者だったのか──。科学と芸術が混じり合った豊かな時代の輝かしい偉業を、中野京子が生き生きと蘇らせる。2002 年刊の幻の名著、『情熱の女流「昆虫画家」──メーリアン波乱万丈の生涯』が満を持して復刊!

第一章 フランクフルト時代(~18歳)──小さき虫に神が宿る
第二章 ニュルンベルク時代(~38歳)──科学と芸術の幸福な融合
第三章 オランダ時代(~51歳)──繭の中で変化は起こる
第四章 スリナム時代(~54歳)──悦びの出帆
第五章 アムステルダムでの晩年(~69歳)──不屈の魂は何度も蘇る

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