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透明マントのつくり方 究極の“不可視”の物理学 /グレゴリー・J.グバ 水谷淳
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- 商品情報
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≪商品情報≫
著者名:グレゴリー・J.グバー、水谷淳
出版社名:文藝春秋
発行年月:2024年08月
判型:四六判
ISBN:9784163918853
≪内容情報≫
誰もが夢見た「透明マント」は実現できるのか!?
マンガのような本当の理論を真面目に解き明かす、意外なポピュラーサイエンス!
古くは『透明人間』、近年なら『ドラえもん』『ハリー・ポッター』の透明マントまで、「人/物を不可視にする」ことは常に人を魅了します。 しかし今、そんな「光をよけさせて、目に見えないようにする」技術が真剣に研究され、試作品までできていることをご存知でしょうか?
本書はそんな「透明化」の科学史を、まさにその研究を最前線で行う科学者が解き明かす本格派の科学本です。 しかも、著者は思い切りSFマニア。折々の科学の進歩を取り入れたSF作品を掘り起こし、いかにフィクションが当時の最先端の科学に目を配ってきたか、しかもときにはSFがのちの発見を予言してきたか、という文化×科学の進歩も描くことで、他の科学本にない独特な面白さが生まれています。
そもそも「不可視」とはどういうことなのか? ニュートンが述べた光の性質にはじまり、「目に見えない光線」赤外線の発見や、いわゆる「偏光」の発見から、光の正体は徐々に明らかに。
X線の発見が巻き起こしたフィーバーと、そこから生まれた史上最も有名なSF『透明人間』。
そして意外なことに原子構造の解明からはじまった、現代の「不可視化」の科学は、量子力学を経て、空間をゆがませて光を迂回させる特性をもつ物質「メタマテリアル」の着想へと至るのです。
「透明化」というテーマは空想めいて見えますが、意外なことにその歴史をひもとくことは、新たな切り口で物理の歴史を語ることでした。 そして著者の語りの巧さが、難解な部分もわかった気にさせてくれ、物理の偉人からニッチな分野の不遇の名研究者たち、歴史に埋もれたSF作家たちまで、様々な人間味あふれるエピソードも楽しめます。
巻末にはウソかまことか「おうちで作れる透明化デバイス」、そして「古今透明SF小説リスト」といった付録もつくサービスぶり。
さてこれから何年後に「透明マント」が実際売り出されることになるのでしょうか……? 第1章では、著者が(専門なのに)透明化理論についてのある予想を大外ししたことを告白していますが、本書を読んでそんな妄想をふくらませるのも一興かもしれません。
著者名:グレゴリー・J.グバー、水谷淳
出版社名:文藝春秋
発行年月:2024年08月
判型:四六判
ISBN:9784163918853
≪内容情報≫
誰もが夢見た「透明マント」は実現できるのか!?
マンガのような本当の理論を真面目に解き明かす、意外なポピュラーサイエンス!
古くは『透明人間』、近年なら『ドラえもん』『ハリー・ポッター』の透明マントまで、「人/物を不可視にする」ことは常に人を魅了します。 しかし今、そんな「光をよけさせて、目に見えないようにする」技術が真剣に研究され、試作品までできていることをご存知でしょうか?
本書はそんな「透明化」の科学史を、まさにその研究を最前線で行う科学者が解き明かす本格派の科学本です。 しかも、著者は思い切りSFマニア。折々の科学の進歩を取り入れたSF作品を掘り起こし、いかにフィクションが当時の最先端の科学に目を配ってきたか、しかもときにはSFがのちの発見を予言してきたか、という文化×科学の進歩も描くことで、他の科学本にない独特な面白さが生まれています。
そもそも「不可視」とはどういうことなのか? ニュートンが述べた光の性質にはじまり、「目に見えない光線」赤外線の発見や、いわゆる「偏光」の発見から、光の正体は徐々に明らかに。
X線の発見が巻き起こしたフィーバーと、そこから生まれた史上最も有名なSF『透明人間』。
そして意外なことに原子構造の解明からはじまった、現代の「不可視化」の科学は、量子力学を経て、空間をゆがませて光を迂回させる特性をもつ物質「メタマテリアル」の着想へと至るのです。
「透明化」というテーマは空想めいて見えますが、意外なことにその歴史をひもとくことは、新たな切り口で物理の歴史を語ることでした。 そして著者の語りの巧さが、難解な部分もわかった気にさせてくれ、物理の偉人からニッチな分野の不遇の名研究者たち、歴史に埋もれたSF作家たちまで、様々な人間味あふれるエピソードも楽しめます。
巻末にはウソかまことか「おうちで作れる透明化デバイス」、そして「古今透明SF小説リスト」といった付録もつくサービスぶり。
さてこれから何年後に「透明マント」が実際売り出されることになるのでしょうか……? 第1章では、著者が(専門なのに)透明化理論についてのある予想を大外ししたことを告白していますが、本書を読んでそんな妄想をふくらませるのも一興かもしれません。