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東歌・防人歌 /近藤信義

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≪商品情報≫

著者名:近藤信義
出版社名:笠間書院
発行年月:2012年03月
判型:B6
ISBN:9784305706225


≪内容情報≫

うたの森に、ようこそ。

柿本人麻呂から寺山修司、塚本邦雄まで、日本の代表的歌人の秀歌そのものを、堪能できるように編んだ、初めてのアンソロジー、全六〇冊。「コレクション日本歌人選」の、東歌・防人歌です。



恋愛感情を主とし集団に向けて詠われた東歌、

九州沿岸の警備に赴く兵士とその家族が詠んだ防人歌。

『万葉集』に残る、東国に生きた人々の声を聞く。



東歌・防人歌 あずまうた・さきもりうた

『万葉集』の東歌・防人歌の舞台は現在の関東の諸県と長野県、静岡県を含んでいる。律令制下の東国へは二つの大きな官道(東海道・東山道)が通っていた。歌は道に沿っている。人々の歌好きは都人を驚嘆させていた。都人が失いかけていた人々の生活の中からの歌声があったのだ。東歌は衆に向かって楽しい。一方、九州辺境の防衛を担った防人達の歌は、同じ東国の出身者でありながら家郷の父母や妻・恋人に心を向けている。個の直裁な訴えが、現在今に届いてくる。時代を越えて心に響く歌々を東国の人々が放っていた。

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