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イギリス恋愛詞華集 この瞬間を永遠に /齊藤貴子
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- 商品情報
- レビュー
≪商品情報≫
著者名:齊藤貴子
出版社名:研究社
発行年月:2019年06月
判型:B6
ISBN:9784327481674
≪内容情報≫
"あふれる喜び、叶わぬ想い、愛の喪失、永遠の恋の記憶・・・。甘美に、ときに機知と諧謔をきかせ、ときには妖しく官能的に、さまざまな愛のかたちを紡いできたイギリス詩。
16世紀の文豪シェイクスピアから21世紀のアンドルー・モーションまで。代表的なイギリス恋愛詩の数々を、近代イギリスの文学と文化に造詣の深い著者の、丁寧、かつ、ときに情熱的な解説により、堪能できる。人生を鮮やかに彩る恋愛の素晴らしさ、切なさも深く味わえる。
〈目次〉
1章 ウィリアム・シェイクスピア「君を夏の一日にたとえてみようか」(ソネット18番)/ 2章 ジョン・キーツ「輝く星よ」 / 3章 アンドルー・モーション「ゲイズフォード・ストリート」 / 4章 トマス・キャンピオン「貴婦人たちに用はない」 / 5章 アンドルー・マーヴェル「恥じらう恋人へ」 / 6章 ジョン・ダン「蚤」 / 7章 ロチェスター伯爵ジョン・ウィルモット「恋人」 / 8章 ロバート・ブリッジズ「君を行かせはしない」 / 9章 ベン・ジョンソン「シーリアへ」 / 10章 トマス・ワイアット「狩りをしたいのは一体誰だ」 / 11章 フィリップ・ラーキン「驚異の年」 / 12章 テッド・ヒューズ「彼女のご主人」 / 13章 ロバート・ブラウニング「女の繰り言」 / 14章 ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ「接吻」 / 15章 マシュー・アーノルド「ドーヴァー海岸」
・・・・・・作品を時系列に並べることは止めにした。代わりに比較的短く、難易度の低いものから始めて次第に長く難しいものへと、途中ところどころ妖しく官能的な作品も交えながら配置してみたつもりである。これはひとえに、可能な限り様々な時代の様々な詩に、そして恋愛という普遍的な主題にまつわる多種多様な表現に出会ってもらって、ひとつひとつ異なるその手触りを飽きることなく存分に楽しんでもらいつつ、階段を一歩一歩のぼるようにイギリス詩への理解と関心を深めてもらえれば・・・・・・と願ってのこと。(「はじめに」より)
つまり、何事にも無邪気で無頓着なうちは、時間は無限にあると思える。けれど一旦、何かにこだわり夢中になって、ぞっこん惚れ込んでしまうと、時間がいくらあっても足りなく思えて、つい焦るというか、先を急ぎたくなるというか・・・・・・。そんな経験はきっと誰にでもあるはずで、その最たるものが恋、だろう。
実際、恋とは性急なもの。「もしも世界と時間があり余るほどあるならば(=世界にも時間にも限りがあるからボヤボヤできない)」の一節で始まるアンドルー・マーヴェル(Andrew Marvell, 1621~78)の「恥じらう恋人へ」( “To His Coy Mistress”, 1650s)は、それをイギリスのどんな詩よりも雄弁に、そしてちょっぴり皮肉に物語る。(「5章 アンドルー・マーヴェル 恥じらう恋人へ」より)"
著者名:齊藤貴子
出版社名:研究社
発行年月:2019年06月
判型:B6
ISBN:9784327481674
≪内容情報≫
"あふれる喜び、叶わぬ想い、愛の喪失、永遠の恋の記憶・・・。甘美に、ときに機知と諧謔をきかせ、ときには妖しく官能的に、さまざまな愛のかたちを紡いできたイギリス詩。
16世紀の文豪シェイクスピアから21世紀のアンドルー・モーションまで。代表的なイギリス恋愛詩の数々を、近代イギリスの文学と文化に造詣の深い著者の、丁寧、かつ、ときに情熱的な解説により、堪能できる。人生を鮮やかに彩る恋愛の素晴らしさ、切なさも深く味わえる。
〈目次〉
1章 ウィリアム・シェイクスピア「君を夏の一日にたとえてみようか」(ソネット18番)/ 2章 ジョン・キーツ「輝く星よ」 / 3章 アンドルー・モーション「ゲイズフォード・ストリート」 / 4章 トマス・キャンピオン「貴婦人たちに用はない」 / 5章 アンドルー・マーヴェル「恥じらう恋人へ」 / 6章 ジョン・ダン「蚤」 / 7章 ロチェスター伯爵ジョン・ウィルモット「恋人」 / 8章 ロバート・ブリッジズ「君を行かせはしない」 / 9章 ベン・ジョンソン「シーリアへ」 / 10章 トマス・ワイアット「狩りをしたいのは一体誰だ」 / 11章 フィリップ・ラーキン「驚異の年」 / 12章 テッド・ヒューズ「彼女のご主人」 / 13章 ロバート・ブラウニング「女の繰り言」 / 14章 ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ「接吻」 / 15章 マシュー・アーノルド「ドーヴァー海岸」
・・・・・・作品を時系列に並べることは止めにした。代わりに比較的短く、難易度の低いものから始めて次第に長く難しいものへと、途中ところどころ妖しく官能的な作品も交えながら配置してみたつもりである。これはひとえに、可能な限り様々な時代の様々な詩に、そして恋愛という普遍的な主題にまつわる多種多様な表現に出会ってもらって、ひとつひとつ異なるその手触りを飽きることなく存分に楽しんでもらいつつ、階段を一歩一歩のぼるようにイギリス詩への理解と関心を深めてもらえれば・・・・・・と願ってのこと。(「はじめに」より)
つまり、何事にも無邪気で無頓着なうちは、時間は無限にあると思える。けれど一旦、何かにこだわり夢中になって、ぞっこん惚れ込んでしまうと、時間がいくらあっても足りなく思えて、つい焦るというか、先を急ぎたくなるというか・・・・・・。そんな経験はきっと誰にでもあるはずで、その最たるものが恋、だろう。
実際、恋とは性急なもの。「もしも世界と時間があり余るほどあるならば(=世界にも時間にも限りがあるからボヤボヤできない)」の一節で始まるアンドルー・マーヴェル(Andrew Marvell, 1621~78)の「恥じらう恋人へ」( “To His Coy Mistress”, 1650s)は、それをイギリスのどんな詩よりも雄弁に、そしてちょっぴり皮肉に物語る。(「5章 アンドルー・マーヴェル 恥じらう恋人へ」より)"