11/23 時点_ポイント最大11倍

谷崎潤一郎 /板東洋介

販売価格
1,320
(税込)
出荷目安:
1~2営業日で出荷
たまるdポイント(通常) 12

+キャンペーンポイント(期間・用途限定) 最大10倍

※たまるdポイントはポイント支払を除く商品代金(税抜)の1%です。

表示倍率は各キャンペーンの適用条件を全て満たした場合の最大倍率です。
各キャンペーンの適用状況によっては、ポイントの進呈数・付与倍率が最大倍率より少なくなる場合がございます。
dカードでお支払ならポイント3倍

  • 商品情報
  • レビュー
≪商品情報≫

著者名:板東洋介
出版社名:清水書院
発行年月:2020年08月
判型:B40
ISBN:9784389421984


≪内容情報≫

『春琴抄』や『細雪』など、日本の古典の記憶に裏打ちされた豊潤な美の世界を描き続けた谷崎潤一郎(1886~1965年)は、当時“無思想”の作家と評された。

日本の近代文学が青年たちの「いかに生きるべきか」という問いを軸に展開する中、谷崎は終始女性の美のみにこだわっていたからである。

しかし谷崎は日本思想史の中できわめて重要な位置を占めている。 『源氏物語』の影響下にあるその作品には、本居宣長の「もののあはれ」の感性の哲学が流れこんでおり、また 一高・帝大時代の盟友であった和辻哲郎の倫理学と谷崎作品とは軌を一にしつつ、ある地点で決定的に岐れる。 さらにその作品に顕著な母性崇拝は、折口信夫が説いた「妣が国」 へ の憧憬とも源を同じくしている。

谷崎の「思想」とは、個性や道徳よりもひとりの女性の蹠(あしのうら)にこそ至上の価値を見出すようなエロスの哲学である。

本書は宣長・和辻・折口を補助線として、谷崎の「哲学」を浮き彫りにする。

谷崎潤一郎 /板東洋介のレビュー

投稿されたレビューは0件です。

この商品のカテゴリ

同カテゴリのおすすめ商品

別カテゴリのおすすめ商品