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大腸がん「手術後」の不安をなくす新しい生活術 /高橋慶一
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- 商品情報
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≪商品情報≫
著者名:高橋慶一
出版社名:主婦と生活社
発行年月:2023年11月
判型:A5
ISBN:9784391159707
≪内容情報≫
結局は、正しい知識が、がんに向き合う最大の “武器”。
ネットに出回る不確かな記事を読む前に、ぜひ本書を手に取ってください!
がんは医療の進展で「不治の病」とは呼ばれなくなってきました。でもそれゆえに、がんにかかった人にとって重要になってきているのが、治療と向き合いながらも、“自分らしい生活” を送ること。がん治療の現状を知って、正しい知識を得ることができれば、“自分らしい生活”は実現できます。「抗がん剤の副作用は?」「術後の食生活は?」「免疫療法の可能性は?」……などなど。断片的・断定的なネット記事で、もしかしたら誤解していることがとても多いかもしれません。本書の丁寧な記事と図解で、ぜひ “正しい知識”を手に入れてください。【監修者の「前書き」より】
1年間に診断される大腸がんの患者数は『がんの統計2023年』では男性で約88,000人、女性で約68,000人で、17年間続けて増加しています。男女ともにがん患者数では第2位、男女合わせると第1位で、日本人では最もポピュラーながんになっています。
本書の初版が出された2009年から14年が経過し、大腸がんの診断、治療の進歩は目覚ましく、大きな変革が起こりました。そのようなわけで、本書もこのような変化に対応すべく全面改訂になりました。
大きな変革を具体的に挙げますと、内視鏡検査の技術の向上により、早期がんに対する内視鏡治療も一般に行われるようになりました。外科治療では開腹手術から腹腔鏡手術へ変わり、近年ロボット支援下手術も全国的に広く普及しているところです。薬物療法も大きく進歩し、従来の化学療法に加え、さまざまな分子標的薬が併用されるようになり、さらに免疫チェックポイント阻害薬も導入され、がんの遺伝子情報を踏まえて、治療効果の高い薬物療法が行われるようになりました。骨盤内再発腫瘍に対しては、強力な重粒子線治療も積極的に行われるようになりました。
大腸がんの手術後においては、これらの最新治療が導入されたにもかかわらず、いまだ解決できていない部分もたくさんあります。がんの再発に対する不安だけでなく、手術後に便の回数が増えたり、便が出にくくなったり、ストーマ(人工肛門)をつくってパウチという袋をつけなければならなくなることなど、日常生活に大きくかかわる問題です。
今までに比べて負担の少ない手術が無事に終わっても、その後はどのように過ごしたらよいのか、本当に社会復帰できるのか、不安と戸惑いを感じている患者さんも少なくないでしょう。
そこで本書は、大腸がんの最新の治療を概説するとともに、手術後の生活読本として術後の回復のコツ、日常生活のあり方、排便のコントロールのやり方などに力点を置き、術後のがんとの付き合い方や社会生活をスムーズに送るための生活法について解説しました。本書を読んでいただいた読者の皆さんが、大腸がんと正面から向き合って、自分らしく生きていくための一助となれば幸いです。
高橋 慶一
著者名:高橋慶一
出版社名:主婦と生活社
発行年月:2023年11月
判型:A5
ISBN:9784391159707
≪内容情報≫
結局は、正しい知識が、がんに向き合う最大の “武器”。
ネットに出回る不確かな記事を読む前に、ぜひ本書を手に取ってください!
がんは医療の進展で「不治の病」とは呼ばれなくなってきました。でもそれゆえに、がんにかかった人にとって重要になってきているのが、治療と向き合いながらも、“自分らしい生活” を送ること。がん治療の現状を知って、正しい知識を得ることができれば、“自分らしい生活”は実現できます。「抗がん剤の副作用は?」「術後の食生活は?」「免疫療法の可能性は?」……などなど。断片的・断定的なネット記事で、もしかしたら誤解していることがとても多いかもしれません。本書の丁寧な記事と図解で、ぜひ “正しい知識”を手に入れてください。【監修者の「前書き」より】
1年間に診断される大腸がんの患者数は『がんの統計2023年』では男性で約88,000人、女性で約68,000人で、17年間続けて増加しています。男女ともにがん患者数では第2位、男女合わせると第1位で、日本人では最もポピュラーながんになっています。
本書の初版が出された2009年から14年が経過し、大腸がんの診断、治療の進歩は目覚ましく、大きな変革が起こりました。そのようなわけで、本書もこのような変化に対応すべく全面改訂になりました。
大きな変革を具体的に挙げますと、内視鏡検査の技術の向上により、早期がんに対する内視鏡治療も一般に行われるようになりました。外科治療では開腹手術から腹腔鏡手術へ変わり、近年ロボット支援下手術も全国的に広く普及しているところです。薬物療法も大きく進歩し、従来の化学療法に加え、さまざまな分子標的薬が併用されるようになり、さらに免疫チェックポイント阻害薬も導入され、がんの遺伝子情報を踏まえて、治療効果の高い薬物療法が行われるようになりました。骨盤内再発腫瘍に対しては、強力な重粒子線治療も積極的に行われるようになりました。
大腸がんの手術後においては、これらの最新治療が導入されたにもかかわらず、いまだ解決できていない部分もたくさんあります。がんの再発に対する不安だけでなく、手術後に便の回数が増えたり、便が出にくくなったり、ストーマ(人工肛門)をつくってパウチという袋をつけなければならなくなることなど、日常生活に大きくかかわる問題です。
今までに比べて負担の少ない手術が無事に終わっても、その後はどのように過ごしたらよいのか、本当に社会復帰できるのか、不安と戸惑いを感じている患者さんも少なくないでしょう。
そこで本書は、大腸がんの最新の治療を概説するとともに、手術後の生活読本として術後の回復のコツ、日常生活のあり方、排便のコントロールのやり方などに力点を置き、術後のがんとの付き合い方や社会生活をスムーズに送るための生活法について解説しました。本書を読んでいただいた読者の皆さんが、大腸がんと正面から向き合って、自分らしく生きていくための一助となれば幸いです。
高橋 慶一