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吉見俊哉論 社会学とメディア論の可能性 /難波功士 野上元 周東美材

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≪商品情報≫

著者名:難波功士、野上元、周東美材
出版社名:人文書院
発行年月:2023年05月
判型:四六判
ISBN:9784409241578


≪内容情報≫

動き続ける知性、吉見社会学の核心と可能性



都市論に始まり、メディア論、カルチュラル・スタディーズ、アメリカ論、大学論など数々の分野で新たなテーマと方法論を切り開き、いまなお前進を続ける吉見俊哉。1980年代から今日におよぶ、その膨大で多種多様な研究の核心と革新性はどこにあるのか、そして何を引き継ぎ発展させることができるのか。吉見に学び研究の前線に立つ精鋭たちが挑む初の試み。



「私たちは、吉見俊哉の伝説を作ろうとは思わないし、師の教えの伝道者になろうというのでもない。選んだのは、「吉見俊哉論」という学説史の形式、一つの知的な個性として彼を論じるというかたちを借りながらも、安全地帯から一方的に彼を論じるのではなく、それぞれが進めつつある学問を背負い、全身全霊で彼とぶつかりつつ論じる、という試みだった(第一部)。そして、吉見俊哉から受け取ったものをそれぞれがどう展開・転回させているかを論じることを通じて「吉見俊哉とは一体何者か」という問いに差し戻す、という試みでもある(第二部)。」(本書より)







目次



第一部 吉見俊哉論を切り拓く



亡命先としてのメディア論

――社会意識論・歴史社会学のゆくえ………野上元



ドラマトゥルギーのひと

――カルチュラル・スタディーズ、文化研究、カルスタ………山口誠



吉見俊哉における「東京・盛り場・社会史」………難波功士



まなざしと境界の社会学

――吉見俊哉における消費社会の主題のゆくえ………新倉貴仁



吉見俊哉と東アジア

――アクター・ネットワーク・レファレンス………金成〓



吉見社会学の方法論

――吉見俊哉は〈テクスト〉といかに向き合ったか………北村匡平



コラム アメリカ地域研究と吉見俊哉

――「アメリカ化」と「デジタル化」の視点より………市川紘子



コラム 知識の脱中心化………アマンダ・ワイス



第二部 「吉見俊哉」からの展開・転回



マンガ‐メディア‐文化への問い

――〈吉見俊哉〉の遠心力………瓜生吉則



本とコンピュータ再考

――書物とアーカイブのための覚書………柴野京子



「未熟さ」の帝国

――吉見俊哉のアメリカ論とジャニーズ………周東美材

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