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子どもの虐待とネグレクト 日本子ども虐待防止学会学術雑誌 Vol.27 No. /日本子ども虐待防止学

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≪商品情報≫

著者名:日本子ども虐待防止学会
出版社名:日本子ども虐待防止学会
発行年月:2025年05月
判型:B5
ISBN:9784414421118


≪内容情報≫

今号は30年後を展望する特集です。30年後も未だ現役の可能性がある若手の方々に自由に書いていただいたので,30年後にこの世にいる可能性がほとんどない私の出番はありませんでした。でも,編集後記に少しだけ書きたいなと思います。30年後に残っていない言葉。
まず,「自立」。「児童自立支援施設」「自立支援計画」「自立生活援助事業」等などたくさん使われていますが,この言葉には「なんでも一人でできるようになってね」「世間は厳しいから一人で頑張って生きていくんだ,そのための力を蓄えよう」みたいなニュアンスを感じるのは私だけでしょうか? 「成人期への移行transition to adulthood」みたいな言葉を使っている英国の本(“The Skills to Foster”日本語訳『里親になるためのハンドブック』)もありますね,どうでしょう?
二つ目は,「当事者」。社会的養育推進計画には「当事者」の言葉が多数出てきます。「当事者」の意見を計画に反映させるのは大賛成ですが,「当事者」という言葉は「当事者」にとってどう捉えられているのかが気になります。参考までに,今年の2月に視察に行ったアメリカコロラド州では,Lived Experience Expertsという言葉が使われていました。
最後に,「虐待」です。本学会・本誌の名称でもある「虐待」という言葉は,このまま30年後も残り続けるでしょうか? 明治時代に初めて使われることになった「児童虐待」と,児童相談所において対応されている年間20万件以上の「児童虐待」すべてが,同一の言葉でいいのか,とても気になるところです。
さて,本誌で書かれた展望,そして,私の展望というか予言は当たるでしょうか? 本誌の読者の皆さまには,今から30年後の2055年に,このバックナンバーを手に取って読み返していただければ,嬉しく思います。(藤林武史,「編集後記」より)

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