新1冊まるごと佐藤可士和。 2000ー2020 /pen編集部
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- 商品情報
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≪商品情報≫
著者名:pen編集部
出版社名:CCCメディアハウス
発行年月:2021年02月
判型:A5
ISBN:9784484212012
≪内容情報≫
世界に挑むSAMURAIの20年の歴史、そしてこの先へ。
ここ数年で、デザインに対する社会的価値は急速に変化している。
本書では、そうした時代の流れの中で、 日本を代表するクリエイティブディレクター・佐藤可士和のさらなる挑戦と活躍、今までとこれからを追う。
佐藤可士和の仕事を通じて、デザインのもつ力と可能性を感じ取れる一冊。
【改訂版によせて】
雑誌「Pen」で、初めて僕の特集を組んでいただいたのが2006年。その後、「Pen Books」として単行本化、さらに2010年には増補新装版を出版していただきました。それから10年、今回新たに全面的な改訂の運びとなったのはうれしい限りです。
この10年間を振り返ると、僕の仕事にはかなり変化がありました。ひと言でいえば、デザインの領域がどんどん広がっていったのです。博報堂時代の広告の仕事から、独立後はプロダクトや空間などへと幅が広がり、ここ10年は企業経営の領域にまで深く入り込んでいくことが増えました。ビジネスとクリエイティブを融合させ、経営にデザインを戦略的に取り込んでいく。そうした企業ブランディングが、仕事のほとんどを占めるようになりました。ユニクロや楽天のプロジェクトは、その先駆けです。
2016年からは、SAMURAIに建築家がメンバーとして加わり、本格的に空間デザインを手がけられるようになりました。それまでも外部の素晴らしい建築家やインテリアデザイナーの方々との協働はありましたが、インハウスで行うと毎日がトライ&エラーの連続であり、新しい考え方が生まれる土壌を育むのです。グラフィックから空間、各種コミュニケーションまで、ブランディング全体を一貫してSAMURAIで行えるようになったのは大きな進化だと思います。
近年では、団地の再活性プロジェクトを始め、公共性の高い仕事も増えてきました。一企業の課題を超えた取り組みに挑むことで、社会に向けての視点が開かれたと感じています。
ここ何年かで、デザインに対する社会の認識も確実に変わってきました。2016年に文化庁の文化交流使に指名されたことや、2021年の国立新美術館での個展開催依頼などは、デザインがひとつの文化として捉えてもらえるようになった証として、とても光栄に思っています。本書を手に取ってくださった方が、僕の仕事を通じて、デザインのもつ力と可能性を感じ取っていただければ幸いです。
著者名:pen編集部
出版社名:CCCメディアハウス
発行年月:2021年02月
判型:A5
ISBN:9784484212012
≪内容情報≫
世界に挑むSAMURAIの20年の歴史、そしてこの先へ。
ここ数年で、デザインに対する社会的価値は急速に変化している。
本書では、そうした時代の流れの中で、 日本を代表するクリエイティブディレクター・佐藤可士和のさらなる挑戦と活躍、今までとこれからを追う。
佐藤可士和の仕事を通じて、デザインのもつ力と可能性を感じ取れる一冊。
【改訂版によせて】
雑誌「Pen」で、初めて僕の特集を組んでいただいたのが2006年。その後、「Pen Books」として単行本化、さらに2010年には増補新装版を出版していただきました。それから10年、今回新たに全面的な改訂の運びとなったのはうれしい限りです。
この10年間を振り返ると、僕の仕事にはかなり変化がありました。ひと言でいえば、デザインの領域がどんどん広がっていったのです。博報堂時代の広告の仕事から、独立後はプロダクトや空間などへと幅が広がり、ここ10年は企業経営の領域にまで深く入り込んでいくことが増えました。ビジネスとクリエイティブを融合させ、経営にデザインを戦略的に取り込んでいく。そうした企業ブランディングが、仕事のほとんどを占めるようになりました。ユニクロや楽天のプロジェクトは、その先駆けです。
2016年からは、SAMURAIに建築家がメンバーとして加わり、本格的に空間デザインを手がけられるようになりました。それまでも外部の素晴らしい建築家やインテリアデザイナーの方々との協働はありましたが、インハウスで行うと毎日がトライ&エラーの連続であり、新しい考え方が生まれる土壌を育むのです。グラフィックから空間、各種コミュニケーションまで、ブランディング全体を一貫してSAMURAIで行えるようになったのは大きな進化だと思います。
近年では、団地の再活性プロジェクトを始め、公共性の高い仕事も増えてきました。一企業の課題を超えた取り組みに挑むことで、社会に向けての視点が開かれたと感じています。
ここ何年かで、デザインに対する社会の認識も確実に変わってきました。2016年に文化庁の文化交流使に指名されたことや、2021年の国立新美術館での個展開催依頼などは、デザインがひとつの文化として捉えてもらえるようになった証として、とても光栄に思っています。本書を手に取ってくださった方が、僕の仕事を通じて、デザインのもつ力と可能性を感じ取っていただければ幸いです。