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101人の人物で読み解く太平洋戦争 /太平洋戦争研究会

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≪商品情報≫

著者名:太平洋戦争研究会
出版社名:PHP研究所
発行年月:2023年07月
判型:文庫
ISBN:9784569903378


≪内容情報≫

近代日本は日清戦争から始まって太平洋戦争まで幾つかの戦争を体験している。このなかで昭和時代の太平洋戦争は明治期、大正期の戦争とは異なっている点がある。日清戦争では、伊藤博文や日露の小村寿太郎などが指導部に位置したために戦争にも一定の平衡感覚が生まれていた。
残念なことに、太平洋戦争の指導者にはそのような政治・外交を見る人物が不在だった。そのために戦争は、軍人の目だけで戦われて、一言でいえば「軍事上の勝利を得るまで戦い続ける」という頽廃を生んでしまったのだ。加えて太平洋戦争開戦までのプロセスを見ていくと、大本営政府連絡会議では政府側は首相、陸相、海相、外相、蔵相はいずれも官僚(軍官僚)出身者、大本営側も参謀総長、次長、軍令部総長、次長も軍官僚である。国民の付託を受けた政治家が一人もはいっていない。官僚(軍官僚)の思惑によって国の存亡が決定された状態だったのである。
なぜ太平洋戦争は起きたのか。重大な政局、戦局にかかわった要人たちのの決断から出来事を解き明かす、という手法で、戦争を知らない世代から戦争当時は幼かった年配のかたまで、開戦から終戦までの流れを理解する一冊。

統率力、人間力、先見性……。昭和のエリートは何を間違えたのか?

松岡洋右――三国同盟推進で何を狙っていたのか
東條英機――開戦論者の独裁政治
山本五十六――米国政府の心情を読み違えた誤算
コーデル・ハル――最初の一撃は日本にやらせろ
山口多聞――ミッドウェーに消えた海軍屈指の将星
近衛文麿――日本に「戦争への道」を選ばせた宰相
石原莞爾――満州事変の火付け人は、なぜ日中戦争の不拡大を主張したのか
米内光政――三国同盟締結絶対反対を貫き、陸軍の謀略で倒された良識派首相

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