俳句表現 作者と風土・地貌を楽しむ /宮坂静生

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≪商品情報≫

著者名:宮坂静生
出版社名:平凡社
発行年月:2024年05月
判型:四六判
ISBN:9784582305258


≪内容情報≫

『俳句表現 作者と風土・地貌(ちぼう)を楽しむ』の編著者は長野県松本市在住の俳人、俳句雑誌「岳(たけ)」主宰の宮坂静生(みやさか しずお)さんです。本書は2019年刊の『俳句必携 1000句を楽しむ』、2023年刊の『俳句鑑賞 1200句を楽しむ』につづく俳句鑑賞の入門・案内書の3冊めになります。前2冊は、それぞれ1068句、1208句の作品と鑑賞文で構成し、新年・冬・春・夏・秋・冬の季節をたどった、俳句を身近に感じていただける書籍です。

宮坂静生さんは俳句鑑賞学を提唱し、作句と同時に優れた鑑賞力をつけることが俳句作者には必要と唱えています。そのためには、作者と作句の背景を理解し、また一般の歳時記に載る季節のことば・季語のみならず、俳句に詠まれた風土や地域に根ざした季語「地貌季語」を理解することが、より豊かで深い俳句世界を楽しむ鑑賞には必要と、平明な文章で具体的に書いています。本書では、俳句作者の作品と生涯をたどり、いのちが煌めく一瞬をとらえた俳句作品を紹介していく稿を縦軸として、日本風土の多様性や、地域に息づき、暮らしや文化に根ざした季節のことば・地貌季語を、いわば水平的なひろがりをもった横軸として、俳句作者と俳句作品を紹介していきます。収録句は560句ほどとなります。

そして今日的な話題である、死後生、生者も死者もがともに存在できる世界、戦争や幼児虐待、東日本大震災などを通して、人のいのちと俳句表現のひろがり、深まりをさぐっています。また、近世の芭蕉と近代の子規とを架橋する幕末・明治の俳人で、信州伊那(いな)に生きた井上井月(せいげつ)の興味深い講演録も収録しました。巻末には、二十四節気一覧、おもな地貌季語[地域別]、人名索引、季語・事項索引を付けました。

いまいちど、いのちとこころ、俳句のことば、地域の暮らしと文化に立ち戻って考えてみよう、という、意欲的な編著者の試みです。俳句に詠まれた日本各地の四季と多彩な季語、人の生とこころ、地域の暮らし・文化の成り立ちをお楽しみください。

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