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民間軍事会社 「戦争サービス業」の変遷と現在地 /菅原出

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≪商品情報≫

著者名:菅原出
出版社名:平凡社
発行年月:2024年04月
判型:新書
ISBN:9784582860573


≪内容情報≫

ロシアによるウクライナ侵攻以降、ワグネルやそのワグネルを率いていたプリゴジンの動向に関する報道がなされる中でその存在が広く知れわたるようになった「民間軍事会社」。世界各国の政府や軍、グローバル企業などからの要請を受けて軍事や安全保障サービスを提供する、れっきとした民間企業の一業態である。戦闘員の訓練、戦略アドバイスから要人の警護に至るまで活動範囲は多岐におよぶが、秘匿性が極めて高い業務実態のため、実態が明らかになることは少ない。本書は民間軍事会社を長きにわたって取材し続けている安全保障の専門家を著者に迎え、民間軍事会社の内容や成立背景、そして転機になった戦争や事件、さらに現状や課題などをまとめた一冊。

――民間軍事会社は紛争現場やハイリスク地域の最前線で、各国の安全保障政策や企業のセキュリティ対策を履行する。そして彼らはよくも悪くも、それぞれの国家の政策を反映する鏡である。民間軍事会社の動向を追うことで、政策の進捗や成否、政策当局者の思惑や政治的な矛盾が見えてくるからだ。それゆえ本書の内容は、民間軍事会社という特殊なレンズを通じて見えてくる様々な国家間対立や戦争の物語にもなっている。本書を通じて、?なぜ民間軍事会社がこの世に存在しているのか?、この根源的な問いに対する筆者なりの答えを提示したい。――(本書冒頭より一部抜粋、一部編集)


<目次>
第一章 「民間軍事会社」とは何か
第二章 「戦闘」をビジネスに変えた会社
第三章 対テロ戦争と民間軍事会社
第四章 大国間競争時代の民間軍事会社

<著者紹介>
菅原出
すがわら・いずる
1969年生まれ。国際政治アナリスト・危機管理コンサルタント。NPO法人海外安全・危機管理の会(OSCMA)代表理事。オンラインアカデミーOASIS学校長。中央大学法学部政治学科、アムステルダム大学政治社会学部国際関係学科卒。国際関係学修士。東京財団リサーチフェロー、英国系危機管理会社G4S Japan役員等を経て現職。主な著作に、『米国とイランはなぜ戦うのか?』(並木書房)『「イスラム国」と「恐怖の輸出」』(講談社現代新書)『戦争詐欺師』(講談社)、『民間軍事会社の内幕』(ちくま文庫)など

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