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自己責任という暴力 コロナ禍にみる日本という国の怖さ /齋藤雅俊
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- 商品情報
- レビュー
≪商品情報≫
著者名:齋藤雅俊
出版社名:未来社
発行年月:2020年08月
判型:四六判
ISBN:9784624411046
≪内容情報≫
長いことテレビ報道の第一線で社会問題に対面しつづけた著者は、現在のコロナウイルスに見舞われた日本人の心理的対応のなかに隠された怖さを見出す。パリ支局長時代に経験したイラク人質事件に見られた日本人の「自己責任」という名の官民あげての暴力的なバッシングは、世界の目からは異常な日本人の心性として目に余るものと見られた。海外でそうした批判や疑問を身近に目撃した著者は、「同調圧力」「自粛警察」などのいまにいたるも変わることのない日本人の精神的な抑圧構造を見抜いている。日本人とは何かを根底から問う警世・警告の書。
目次
第一部 親の責任が求められる国
第1章 集団責任
TOKIOの謝罪
みのもんたの謝罪
秋葉原無差別殺傷事件
八王子通り魔事件
息子の極刑を望む父親
別人格を貫いた末に
家族の責任――山ほどある悲劇
一八〇度違う親の反応
外に弱い日本の家族
第2章 さまざまな責任と謝罪
所属集団の責任
①企業
②学校
③大相撲
果てしのない責任
自然現象による責任
第二部 自己責任・イラクより怖い国
第3章 イラク人質事件で問われた自己責任
イラクより怖い国
世論の変化
きっかけとなったテレビ報道
バッシングのもうひとつのきっかけ
海外メディアはどう見たか
第4章 自己責任というキーワード
自己責任という名の嵐
自己責任の登場
広がる自己責任
自己責任という言葉の魅力
ふたつの自己責任
自己責任という言葉が果たした機能
自己責任という名のすり替え
第三部 責任の正体
第5章 責任小史
責任の原義
縁座・連座の制
武士の家族
集団責任から個人責任へ――明治から大正デモクラシーまで
個人責任から集団責任へ――大正デモクラシーから太平洋戦争まで
集団責任の継承――戦後から高度成長期まで
第6章 責任という不条理
もうひとつの日本人人質事件
フランス人記者の人質事件
フォーコネの責任論
フィレンツェ大聖堂での落書き
善と悪の基準
責任の本質
第四部 この国を覆う空気と責任
第7章 日本固有の責任の背景
無責任の体系
意思決定と空気
KYの価値観
和の精神
融通性と不寛容
世間と責任
世間とは何か
準拠集団としての世間
過剰な忖度
この国の怖さ
著者名:齋藤雅俊
出版社名:未来社
発行年月:2020年08月
判型:四六判
ISBN:9784624411046
≪内容情報≫
長いことテレビ報道の第一線で社会問題に対面しつづけた著者は、現在のコロナウイルスに見舞われた日本人の心理的対応のなかに隠された怖さを見出す。パリ支局長時代に経験したイラク人質事件に見られた日本人の「自己責任」という名の官民あげての暴力的なバッシングは、世界の目からは異常な日本人の心性として目に余るものと見られた。海外でそうした批判や疑問を身近に目撃した著者は、「同調圧力」「自粛警察」などのいまにいたるも変わることのない日本人の精神的な抑圧構造を見抜いている。日本人とは何かを根底から問う警世・警告の書。
目次
第一部 親の責任が求められる国
第1章 集団責任
TOKIOの謝罪
みのもんたの謝罪
秋葉原無差別殺傷事件
八王子通り魔事件
息子の極刑を望む父親
別人格を貫いた末に
家族の責任――山ほどある悲劇
一八〇度違う親の反応
外に弱い日本の家族
第2章 さまざまな責任と謝罪
所属集団の責任
①企業
②学校
③大相撲
果てしのない責任
自然現象による責任
第二部 自己責任・イラクより怖い国
第3章 イラク人質事件で問われた自己責任
イラクより怖い国
世論の変化
きっかけとなったテレビ報道
バッシングのもうひとつのきっかけ
海外メディアはどう見たか
第4章 自己責任というキーワード
自己責任という名の嵐
自己責任の登場
広がる自己責任
自己責任という言葉の魅力
ふたつの自己責任
自己責任という言葉が果たした機能
自己責任という名のすり替え
第三部 責任の正体
第5章 責任小史
責任の原義
縁座・連座の制
武士の家族
集団責任から個人責任へ――明治から大正デモクラシーまで
個人責任から集団責任へ――大正デモクラシーから太平洋戦争まで
集団責任の継承――戦後から高度成長期まで
第6章 責任という不条理
もうひとつの日本人人質事件
フランス人記者の人質事件
フォーコネの責任論
フィレンツェ大聖堂での落書き
善と悪の基準
責任の本質
第四部 この国を覆う空気と責任
第7章 日本固有の責任の背景
無責任の体系
意思決定と空気
KYの価値観
和の精神
融通性と不寛容
世間と責任
世間とは何か
準拠集団としての世間
過剰な忖度
この国の怖さ