忘れられた日本憲法 私擬憲法から見る幕末明治 /畑中章宏

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≪商品情報≫

著者名:畑中章宏
出版社名:亜紀書房
発行年月:2022年07月
判型:四六判
ISBN:9784750517438


≪内容情報≫

私擬憲法には、幕末維新を越えてきた民衆の「こころ」と「からだ」に裏打ちされた夢や希望が映し出されている。(中略)

明治の憲法草案を、貴重な民俗文化と捉えて、その意味を考えていきたい。

――本文より





明治22年に「大日本帝国憲法」が発布されるまで、日本には国会もなく、憲法もなかった。そして、多くの日本人が自ら憲法を構想した。



戊辰戦争に敗れた米沢藩士、西南戦争に駆り出された者たち、自由民権運動の担い手たち、地方の豪農、商人……彼らは集まり、書を読み、議論し、政府に建白書(嘆願書)として憲法草案を提出している。



それら「私擬憲法」は、死刑廃止、男女ともの参政権、天皇リコール論、著名な「五日市憲法」や、明治天皇のブレーン元田永孚のものまで多種多様だ。





《自分たちらしい国づくりを目指して――。》

現実は変わらないものではなく、自ら作り上げるもの。

明治人たちの夢を追う、歴史ノンフィクション。

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