11/23
時点_ポイント最大11倍
『後二条師通記』論 平安朝〈古記録〉というテクスト /中丸貴史
販売価格
9,350
円 (税込)
送料無料
- 出荷目安:
- 1~2営業日で出荷
たまるdポイント(通常) 85
+キャンペーンポイント(期間・用途限定) 最大10倍
※たまるdポイントはポイント支払を除く商品代金(税抜)の1%です。
※表示倍率は各キャンペーンの適用条件を全て満たした場合の最大倍率です。
各キャンペーンの適用状況によっては、ポイントの進呈数・付与倍率が最大倍率より少なくなる場合がございます。
dカードでお支払ならポイント3倍
各キャンペーンの適用状況によっては、ポイントの進呈数・付与倍率が最大倍率より少なくなる場合がございます。
- 商品情報
- レビュー
≪商品情報≫
著者名:中丸貴史
出版社名:和泉書院
発行年月:2019年11月
判型:A5
ISBN:9784757609372
≪内容情報≫
古記録を歴史資料としてでも文学作品としてでもなく、言葉によって織りなされたテクストとして論じる。平安朝の言説を考えると、いわゆる文学作品に限らず、漢文や仮名文で書かれたものは、それぞれが孤立的に存在していたのではなく、むしろ相互に関係しあいながら生成された。本書は古記録を、その内部の論理のみならず、他のテクストとの関係のなかからとらえ、平安朝の言説の一端を明らかにしようという試みである。具体的には、関白藤原師通の『後二条師通記』を主たる対象とする。摂関家では道長に次いでまとまって残っており、院政期初頭の摂関嫡流の日記として重要である。これをテクスト生成、東アジア古典世界における日本漢文(学問と漢籍引用)、論理(私日記の発生、記憶と記録、語りと筆録)の三側面から論じる。「漢文」で書かれた「日次」の「記録」の論理と構造を明らかにし、時代の転換期を生きた記主師通の言説に迫るとともに、古記録の新たな研究の視座を示す。
著者名:中丸貴史
出版社名:和泉書院
発行年月:2019年11月
判型:A5
ISBN:9784757609372
≪内容情報≫
古記録を歴史資料としてでも文学作品としてでもなく、言葉によって織りなされたテクストとして論じる。平安朝の言説を考えると、いわゆる文学作品に限らず、漢文や仮名文で書かれたものは、それぞれが孤立的に存在していたのではなく、むしろ相互に関係しあいながら生成された。本書は古記録を、その内部の論理のみならず、他のテクストとの関係のなかからとらえ、平安朝の言説の一端を明らかにしようという試みである。具体的には、関白藤原師通の『後二条師通記』を主たる対象とする。摂関家では道長に次いでまとまって残っており、院政期初頭の摂関嫡流の日記として重要である。これをテクスト生成、東アジア古典世界における日本漢文(学問と漢籍引用)、論理(私日記の発生、記憶と記録、語りと筆録)の三側面から論じる。「漢文」で書かれた「日次」の「記録」の論理と構造を明らかにし、時代の転換期を生きた記主師通の言説に迫るとともに、古記録の新たな研究の視座を示す。