夕張鉄道 路線・沿革編 /奧山道紀

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≪商品情報≫

著者名:奧山道紀
出版社名:ネコ・パブリッシング
発行年月:2024年04月
判型:B5
ISBN:9784777055296


≪内容情報≫

国内有数の炭鉱都市であった北海道夕張では、明治から大正にかけて周辺炭鉱の開発が進み、後に国鉄夕張線となる既存ルートだけでは輸送力が逼迫したことから、それより短距離で夕張炭田と札幌方面とを結ぶことを目指し、夕張鉄道株式会社が1924(大正13)年に創設されました。

部分開業を繰り返し、1930(昭和5)年11月には新夕張(後の夕張本町)~野幌間53.2kmが全通、戦後は増え続ける貨物・旅客輸送に応えるため蒸気機関車や新鋭気動車を増備、1956(昭和31)年には列車+自社バスで札幌に乗り入れ、1961(昭和36)年には国鉄準急「夕張」号に対抗して急行列車も運転されました。

しかし夕張鉄道単独では札幌方面に到達できない弱みから、札幌直通バスの運行に注力することで1971(昭和46)年より部分廃止が進行、炭鉱の閉山が相次いだこともあって1975(昭和50)年には鉄道線は全廃されました。現在では「夕張鉄道」の名称のまま、バス会社として存続しています。
2冊分巻の1冊目となる路線・沿革編では、夕張鉄道の成り立ちや各駅の様子などを中心に解説します。
目次
はじめに
1.夕張鉄道の歩み
1.1 夕張炭田の開発
1.2 夕張鉄道株式会社設立
1.3 野幌延長
1.4 気動車導入とバス複合輸送
1.5 大勝号
1.6 幻の新路線
1.7 東急と札幌急行電鉄
1.8 平和炭鉱の増産と機関車増備
1.9 合理化の進展と鉄道廃止
1.10 「夕鉄」の残像
1.11 列車運行状況・輸送量と収支
1.12 夕張鉄道の施設
2.夕張鉄道各駅停車
~1965(昭和40)年5月・野幌発夕張本町行「13列車」に乗って~
3.接続する専用鉄道・専用線

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