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植民地・朝鮮における雑誌『国民文学』 /渡邊澄子

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≪商品情報≫

著者名:渡邊澄子
出版社名:彩流社
発行年月:2018年08月
判型:B6
ISBN:9784779125140


≪内容情報≫

かつて、日本が侵略し植民地にした

大韓帝国(現北朝鮮・韓国)を舞台に、

大日本帝国の戦争に協力する親日文学者たちによる雑誌があった。



1910年に併合した韓国のソウルを拠点にしたこの雑誌の

執筆者は、韓国(朝鮮)人文学者についで、

日本人は作家・詩人、京城(ソウル)帝国大学の教育者、

朝鮮総督府関係者およびメディア関係者など230名余り。



これまでほとんど光を当てられることのなかった、

知識人たちの精神的・思想的侵略の実態をていねいに

読み解き、ほりおこす。

戦後、何事もなかったかのように置き去りにされたままの

戦争責任を問う。

東アジアの平和が問われる今こそ、負の歴史を学ぼう。





『国民文学』に登場する日本人(一部)



田中英光、佐藤清、則武三雄、秋田雨雀、新井雲平、

安東益雄、飯田彬、大島修、小尾十三、菊池寬、

木山捷平、久保田進男、椎木美代子、汐入雄作、島田邦雄、

城山豹、竹内てるよ、田中初夫、寺本喜一、中野鈴子、

西亀元貞、南川博、宮崎清太郞、三好富子、湯浅克衛、

横光利一、吉尾なつ子、吉川江子、長田幹彦、宇野千代、

佐藤清、杉本長夫、近藤時司、寺本喜一、黒田省三、

青木修三、楠田敏郞、寺田瑛、萩原浅男、津田剛、

授松月秀雄…。

時枝誠記を始めとした京城帝国大学教授陣、助教授、講師、

さらに図書館長、京城医学専門学校、延禧専門学校、

京城第一高女国民学校などの校長など。



文学者以外に教育者が多いのは、

韓国(朝鮮)人の日本(人)同化教導の任務を負っていたことを

顕示する。

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