動物の進化生態学入門 教養教育のためのフィールド生物学 /冨山清升

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≪商品情報≫

著者名:冨山清升
出版社名:学術図書出版社
発行年月:2023年09月
判型:B5
ISBN:9784780611694


≪内容情報≫

本書は,動物に関するフィールド生物学の基礎を学ぶための入門書である.
フィールド生物学とは,生物学の中でも,進化学,系統分類学,生態学,行動学,自然保護などの野外のフィールドワークを基盤とした研究体系を指している.
これまで日本では,フィールド生物学に関して専門家向けの本が多く,平易に解説した基礎的な本が少なかった.本書は読者として,大学の教養教育を学ぶ学生はもとより,高大接続教育を学ぶ高校生や大学補習教育の学生,専門教育の基礎を学ぶ学生,フィールド生物学に興味を持つ一般読者や高校生,を想定している.
本書は,豊富な研究事例を専門的な観点から解りやすく解説しており,動物系のフィールド生物学に関し,概要を知り,基礎的な知識が得られるように編集してある.加えて,日本のフィールド生物学の歴史や現状に関し,簡単な解説も掲載している.

【主要目次】
序章 進化生態学を解説するにあたっての前書き
第I部 生物の進化学
第1章 生物の進化とは
第2章 細胞分裂,染色体,メンデル遺伝
第3章 連鎖,エピスタシス作用,性の決定と伴性遺伝
第4章 量的遺伝と計量遺伝学,遺伝分散
第5章 遺伝子の本体DNA,遺伝子の翻訳とタンパク質合成
第6章 変異と突然変異
第7章 集団遺伝
第8章 種とは何か
第9章 自然選択説 遺伝子プール理論による進化の再定義
第10章 自然選択の実例・進化の総合説
第11章 種分化理論
第II部 進化から見た動物生態学
第12章 生態学とはどのような学問分野だろうか
第13章 個体群における個体数の増加,種内競争,大卵少産・小卵多産,rK-選択
第14章 動物の生理生態
第15章 種間競争,競争排除則,ニッチ分化,空間利用
第16章 捕食-被捕食,メタ個体群,個体群のサイクル変動
第17章 種間関係:寄生,共生,共種分化
第18章 種間相互作用,栄養段階と食物連鎖,生物群集の種多様性
第19章 生物地理学
第20章 生態系の構造,物質循環,エネルギー流
第III部 行動生態学
第21章 動物行動学の歴史,行動心理学の形成
第22章 動物行動学の発展
第23章 血縁選択説と行動生態学の登場,真性社会性動物,子殺し行動
第24章 最適戦略理論,ゲーム理論とESS
第25章 性選択理論と配偶者選択行動
第26章 父権の確保と精子競争
第27章 性の進化,性に関する諸問題
第28章 性比に関する諸問題,性比進化の仮説
第29章 動物の配偶形態
第IV部 環境と保全の生物学
第30章 地球環境問題;地球環境問題各論
第31章 生物多様性問題;森林破壊・生態系の破壊と生物多様
第32章 外来種問題
第33章 生物保全問題の別視点;流域思考と都市の生態系保全など
終章 日本の進化学や生態学周辺の話

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