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放蕩の果て 自叙伝的批評集 /福田和也

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≪商品情報≫

著者名:福田和也
出版社名:草思社
発行年月:2023年07月
判型:四六判
ISBN:9784794226617


≪内容情報≫

言葉はどこからもやって来ず、
私は言葉を探し、追いかけている。

食って飲んで酔っ払い、
月に三百枚もの原稿を書いた著者は、
病に蝕まれ、食べられなくなり、
ついに言葉も遠ざかってしまった――。

耽溺してきた文学、演劇、映画、美術、音楽、酒、料理、旅の記憶を回想しながら、
友人や師、両親との交流を自叙伝的に描く著者渾身の傑作批評集。

真実の文章を書くことに対して、
前向きに、単純に生きるために書かれた、
復活への祈りの書。

「日本史探訪」、『仁義なき戦い』、三島由紀夫『わが友ヒットラー』、つかこうへい、ミッシェル・ポルナレフ、イギー・ポップ、芥川龍之介『河童』、市倉宏祐、ドゥルーズ=ガタリ『アンティ・エディップ』、ドリュ・ラ・ロシェル『ジル』、ジョルジュ・ベルナノス、永井荷風、金子光晴、ヘミングウェイ『移動祝祭日』、澤口知之、江藤淳、坂本忠雄、石原慎太郎、白洲正子、坪内祐三、石原莞爾、北大路魯山人、カラヴァッジョ、松田正平、洲之内徹、野見山暁治、横尾忠則、三浦朱門、遠藤周作、セルジュ・ゲンスブール、アンドレ・ケルテス『読む時間』、小林旭、美空ひばり、クリムト、ツヴァイク、獅子文六、宇能鴻一郎、和辻哲郎、丸山眞男、清水幾太郎、福田恆存、山本七平、中野重治……。

[目次]
第一部 放蕩の果て
私の独学ことはじめ
江藤淳氏の死に際して痛切に感じたこと
妖刀の行方――江藤淳
食うことと書くこと
絵画と言葉
三浦朱門の『箱庭』
Let It Bleed――料理人・澤口知之
声――フランスと日本と
小林旭という旅
世紀末ウィーンをめぐる考察――技術、耽美、人道
獅子文六の内なる日本
『味な旅 舌の旅』――宇能鴻一郎
「目玉だけになるのが難しいのよ」――白洲正子
文学という器――坪内祐三
最後の冒険――石原慎太郎

第二部 思惟の畔にて
『鎖国』和辻哲郎
『開国』丸山眞男
『私の心の遍歴』清水幾太郎
『総統いまだ死せず』福田恆存
『文化防衛論』三島由紀夫
『私の中の日本軍』山本七平
「雨の降る品川駅」中野重治

あとがき

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