木久扇の昭和芸能史 /林家木久扇 林家たけ平

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≪商品情報≫

著者名:林家木久扇、林家たけ平
出版社名:草思社
発行年月:2024年11月
判型:46
ISBN:9784794227522


≪内容情報≫

人気番組『笑点』勇退後、初めて語る秘話、エピソード満載の人物交遊録!
エノケン、彦六師匠、歌丸さん…。思い出の喜劇人、芸人、俳優たち。
昭和100年を目前に芸能史に詳しい林家たけ平がインタビュー。

木久扇師匠は御年87歳、落語界の重鎮である。人気番組『笑点』の初期からのレギュラーで、今年2024年3月、55年続けた大喜利回答者を降りることにした。本書はこれを機に師匠が見てきた昭和の芸人たちの思い出を、芸能通の林家たけ平氏が長時間インタビューしたものである。東京育ちの生い立ちや芸人人生を縦軸に、氏に大きな影響を与え、印象に残っている落語家、コメディアン、俳優などの人となり、芸風など、エピソード中心に語ってもらい昭和芸能史と呼ぶにふさわしい回想記となっている。

氏は昭和12年(1937)、東京日本橋(久松町)で雑貨商の息子として生まれる。芝居好きの祖母に連れられ浅草などで幼少期より演芸等に親しむ。戦争を機に疎開し、戦後は中央線の西荻窪駅近くでやはり家業の雑貨商の家で育つ。都立中野工業高校から食品会社に就職するも、飽き足らず自慢の画業の才能を活かそうと当時長谷川町子と並んで有名だった清水崑に師事、漫画家を目指す。今でも氏は自身のイラストで個展を開くほどの腕前である。清水崑宅で開かれる宴席で声帯模写などを披露して大いに受けていたところを見込まれ落語家への転身を師より勧められる。はじめは当代一流の三代目桂三木助師匠の下に入門、「芝浜」で賞を受けた名人三木助は病に侵され半年後に亡くなる。三木助師匠の最期、落語界の重鎮たちを病の床に全員集めて死んでいくところを見せようとするエピソードが興味深い。師匠亡き後、林家正蔵(彦六)のもとに引き取られる。これは木久扇師匠の高座でも物まね入りでよく演じられているからご存知の方も多いだろうが、彦六師匠の人柄の良さ・面白さ、落語家としての渋い芸風など、絶品のエピソードが満載。また落語家では『笑点』の盟友ともいうべき桂歌丸師匠の思い出も。

この本では特にお笑い芸人の思い出を中心に語ってもらっている。エノケン、ロッパ、シミキン、トニー谷、堺駿二、てんぷくトリオの三波伸介、コント55号の坂上二郎、横山やすし、そのほか好きなチャンバラスター(嵐寛寿郎や片岡千恵蔵)、豪快エピソードの勝新太郎まで。ほかに寄席や落語界の情景、旅回りなどの珍しい内幕、前座時代のアルバイト、金銭事情なども。また昭和歌謡好きの林家たけ平さんがインタビュアーだけに歌謡曲についての思い出話も多い。最後に当時の若手落語家のよいアルバイト先だったキャバレー回りの話を一章設けているのも本書の特徴である。

本書は林家木久扇という人気落語家の半生記でありながら、師が過ごした落語界・テレビ界の雰囲気、多くの芸能人たちの変わってはいるが愛すべき人柄・芸風などがリアルに感じることができる貴重な大衆演芸史である。

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