みんな羽ばたいて 生徒中心の学びのエッセンス /キャロル・アン・トム 飯村寧史 武内流加
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≪商品情報≫
著者名:キャロル・アン・トムリンソン、飯村寧史、武内流加
出版社名:新評論
発行年月:2023年06月
判型:四六判
ISBN:9784794812438
≪内容情報≫
新方針を「絵に描いた餅」で終わらせないために。
「一人ひとりをいかす教え方」の達人が説く「生徒中心の学び・教室」のつくり方
新しい学習指導要領の実施、GIGAスクール構想による「一人一台端末」の実現など、まさに日本の学校や教育は過渡期を迎えているといえます。しかし、テストの結果ばかりを「学力」と捉える風潮は相変わらず根強く、学力観の転換はなかなか進んでいないように感じます。いまだに授業は教科書中心であり、テストで良い点を取るための勉強が中心です。
端末の活用にしても、テスト結果に直接結びつく効果は期待できないため、「あまり力を入れたくない」という教師の声をしばしば耳にします。新方針のもとで生徒の主体的な学びをより進めていく意思はあるし、実践も少しずつ広まってきてはいるものの、全体的には学校現場での進捗は芳しくないようです。このままでは新たな構想も「絵に描いた餅」で終わってしまいます。それを回避するためには、改めて「生徒中心の学習とは何か」、「具体的に何をどう実践すればよいのか」を包括的に示す手引きが必要です。
本書は、筆者独自の「一人ひとりをいかす教え方」を通して得た知見に基づいて、豊富な資料や実践例を挙げてその具体的な方法を説明しています。とくに図表や問いかけが秀逸で、自分の授業を振り返り、チェックするポイントを見定めるのにとても役立つと思います。
長年の経験に裏づけられた筆者の教育哲学が語られ、読んだ人はきっと教育観が変わり、日本の教育のあり方をアンラーンすることになるでしょう。文科省が提唱する「主体的・対話的で深い学び」「個別最適な学び」「協働的な学び」についても、ただ字義通りに捉えるだけでなく、生徒を中心とした、血肉の通った教育の営みとしてじっくり考えるヒントを与えてくれるはずです。ぜひご一読ください。(いいむら・やすし 仙台市公立中学校教頭)
著者名:キャロル・アン・トムリンソン、飯村寧史、武内流加
出版社名:新評論
発行年月:2023年06月
判型:四六判
ISBN:9784794812438
≪内容情報≫
新方針を「絵に描いた餅」で終わらせないために。
「一人ひとりをいかす教え方」の達人が説く「生徒中心の学び・教室」のつくり方
新しい学習指導要領の実施、GIGAスクール構想による「一人一台端末」の実現など、まさに日本の学校や教育は過渡期を迎えているといえます。しかし、テストの結果ばかりを「学力」と捉える風潮は相変わらず根強く、学力観の転換はなかなか進んでいないように感じます。いまだに授業は教科書中心であり、テストで良い点を取るための勉強が中心です。
端末の活用にしても、テスト結果に直接結びつく効果は期待できないため、「あまり力を入れたくない」という教師の声をしばしば耳にします。新方針のもとで生徒の主体的な学びをより進めていく意思はあるし、実践も少しずつ広まってきてはいるものの、全体的には学校現場での進捗は芳しくないようです。このままでは新たな構想も「絵に描いた餅」で終わってしまいます。それを回避するためには、改めて「生徒中心の学習とは何か」、「具体的に何をどう実践すればよいのか」を包括的に示す手引きが必要です。
本書は、筆者独自の「一人ひとりをいかす教え方」を通して得た知見に基づいて、豊富な資料や実践例を挙げてその具体的な方法を説明しています。とくに図表や問いかけが秀逸で、自分の授業を振り返り、チェックするポイントを見定めるのにとても役立つと思います。
長年の経験に裏づけられた筆者の教育哲学が語られ、読んだ人はきっと教育観が変わり、日本の教育のあり方をアンラーンすることになるでしょう。文科省が提唱する「主体的・対話的で深い学び」「個別最適な学び」「協働的な学び」についても、ただ字義通りに捉えるだけでなく、生徒を中心とした、血肉の通った教育の営みとしてじっくり考えるヒントを与えてくれるはずです。ぜひご一読ください。(いいむら・やすし 仙台市公立中学校教頭)