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外務省は「伏魔殿」か 反骨の外交官人生と憂国覚書 /飯村豊

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≪商品情報≫

著者名:飯村豊
出版社名:芙蓉書房出版
発行年月:2023年07月
判型:四六判
ISBN:9784829508640


≪内容情報≫

40年間の外交官生活を振り返り「外交のあるべき姿」を熱く語る!

2001年、機密費横領事件で国民の怒りが外務省に向けられている中、国会で田中眞紀子外相から「伏魔殿」と名指しされ大臣官房長を更迭された著者が、ポピュリズムの嵐に巻き込まれた、この「騒動」の真相を明らかにする。



?「田中眞紀子騒動」は外務省員へのパワハラとアンチ外務省ポピュリズムが合体したもの

?三井物産若王子支店長誘拐事件(フィリピン大使館時代)、拉致事件被害者曽我ひとみさん・ジェンキンスさん再会(インドネシア大使時代)などの詳細

?フランス勤務で米国がよく見える(フランス大使時代)

?批判が高まっていた対中ODAをどうやってソフトランディングで終了に導いたか(経済協力局長時代)

?外務省幹部とマスメディアの間でサンドバッグ状態に(報道課長時代)

……………さまざまなエピソードが満載の一冊

外から見て初めてわかる

いまの日本に足りないもの、これからの日本に求められるもの







目次

プロローグ―「国賊」と呼ばれた家庭から外交官へ

第1章 「外交と世論の関係」は永遠の課題

田中眞紀子外務大臣―ポピュリズムの嵐に巻き込まれた日本外交/外交を生かすも殺すも世論の動き/フィリピンで学んだ在外公館の危機管理/外務省報道課長は日本外交と日本マスメディアとの接点/ODA批判と対中援助終焉への道

第2章 相互批判と協力が交錯する日米欧関係

フランスの「自主独立外交」を学んだ研修生時代/ロシア人の欧米警戒心と恐怖心を学んだソ連勤務/フランス勤務から米国がよく見える/日本の地政学的重要性を理解しなかった欧州/漂流する日米同盟関係/ポスト冷戦時代の欧州と日欧協力

第3章 体験して初めてわかった途上国外交

最大のODA供与国からの転落/インドネシアから日本を見る

終章 「第四の開国」を求めて

東南アジアとパワー・ポリティックス/リアリズムと幻想/危機の時代に生きる/日米欧グローバル・パートナーシップの時代に向かって/ポスト・ウクライナ戦争の国際関係

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