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大江卓の研究 在野・辺境・底辺を目指した生涯 /大西比呂志

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≪商品情報≫

著者名:大西比呂志
出版社名:芙蓉書房出版
発行年月:2023年09月
判型:A5
ISBN:9784829508664


≪内容情報≫

幕末の土佐に生まれ、開明的官僚、反権力志向の政治家、野心的実業家、社会運動家というさまざまな“顔”をもつ大江卓の74年の生涯を描いた評伝的研究。



毀誉褒貶相半ばする人物像の虚像と実像を解明!





大江卓(1847-1921)とはどんな人物か

★開明の時代

生まれ故郷の高知県宿毛を出て、幕末の討幕運動に参加、維新後に明治政府に出仕し、開明的改革への建議に関わる(部落解放令、芸娼妓解放令)。

明治5年、神奈川県権令となり日本初の国際裁判「マリア・ルス号事件」の裁判長として清国人苦力の解放に尽力。近代女子教育も支援。

★在野・反抗の時代

明治10年政府転覆計画(立志社事件)に加わり投獄される。出獄後大同団結運動に加わり、明治23年衆議院議員当選。第一議会の予算委員長として活躍。

★大陸雄飛を目指した時代

実業界に転身し、東京株式取引所頭取を務め、朝鮮半島での鉄道事業に進出。清国、辺境の雲南省にも踏破し革命派を支援。

★底辺の民衆に献身した時代

大正期は、仏門に入り帝国公道会を創立して部落融和運動に挺身。全国を講演して回る。

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