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西谷敏著作集 /西谷敏

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≪商品情報≫

著者名:西谷敏
出版社名:旬報社
発行年月:2026年11月
判型:A5
ISBN:9784845119035


≪内容情報≫

二一世紀労働法の課題と展望
日本の労働者権・労働条件の発展すべき方向の探求

労働者は「市民」であり、市民としての労働者が、その個々の自己決定に基づいて生き生きと主体的に参加するなかで、民主的な社会が作り上げられていくという一貫した思いを基に、これまでの労働法の発展を振り返り、今後の展望を提示する。

◎内容紹介
著作集最後となる第12巻は、労働法について多少長期的展望にたった論述と労働条件のあり方に関する論文を収録した。
最初にドイツと日本の労働者権・労働条件を比較した『ゆとり社会の条件』(一九九二年)を置いたのは、ドイツ・モデルといわれるすぐれた労働者権・労働条件を実現していた当時のドイツは、日本の労働者権・労働条件の発展すべき方向を示す意味をもつと考えたからである。その後、ドイツ労働法そのものが東西ドイツ統一やグローバル化・EU化、デジタル化のなかで相当変化したので、その一端を示す論文を収録した。
ドイツ労働法は、その後も相当程度変化している(桑村裕美子「フィールドアイ〓~〓」日本労働研究雑誌七七〇~七七二号〈二〇二四年〉、和田肇「ドイツ・ストライキ法における労働協約中心主義とその変異」労働法律旬報二九六〇号〈二〇二四年〉参照)。ドイツは日本と産業構造・就業構造が似ているので比較対象として適切であるが、人々の働き方には現在なお大きな差異が存在すると指摘されている(田中洋子編著『エッセンシャルワーカー』〈二〇二三年、旬報社〉二六頁以下参照)。ドイツ・モデルは揺れ動いているが、なおモデルとしての地位を保っているということであろう。
本巻には、さらに、労働条件のあり方に関する諸論文、すなわち、転勤問題、年休問題、高年齢者雇用安定法の適用問題、企業年金の引き下げ問題に関する論文を収録した。いずれも、長期的視野にたった労働者の働き方や退職後の生活にかかわるので、ここに含めることにした。また、少子高齢化のなかで今後より大きな政策課題となるであろう外国人労働者問題に関する論文を収録した。
そのうえで、「二一世紀労働法」により直接的な関連をもつ論文等を収録した。まず、「二一世紀」というタームのついた一つの論文と一つの講演録を収録した。前者は、それまでの労働法の発展を振り返って考えられる今後の課題を論じたものであり、後者は、より長期的視野にたった、私の予測を含めた展望を述べたものである。
最後に、二一世紀労働法を形成する主体の問題を広い意味における労働者代表のあり方という角度から論じた論文、そして、あるべき労働者像と労働運動のあり方を展望した講演録を置いて、本巻の締めくくりとした。それは、いうまでもなく本著作集全体の締めくくりでもある。

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