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分散系のレオロジー 基礎・評価・制御、応用 /鈴木洋(応用化学)

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≪商品情報≫

著者名:鈴木洋(応用化学)
出版社名:エヌ・ティー・エス
発行年月:2021年08月
判型:B5
ISBN:9784860437312


≪内容情報≫

◆サスペンション、エマルション、フォームのレオロジー!
◆レオロジーの基礎から評価と応用、レオロジーを機能として用いるための技術・ノウハウを各分野の専門家が解説!
◆塗料・塗装、コンクリート、食品、医薬品から化粧品まで網羅!

分散系とは,固体微粒子が液体に分散した状態にある懸濁液(サスペンション),乳濁液(エマルション),泡(フォーム)など,微小な径を有する異相が,液体中に分散した系である。
基本的に複雑な混合系となることが多いが,一方で素材工業,食品工業他,さまざまな工業品製造において取り扱われ,製造過程での微粒子等の分散性が最終製品に大きく影響を及ぼすことから,その特性を正確に理解することは非常に重要であり,その手段の1つがレオロジー特性の把握である。

流体の流動性に関する学問体系,レオロジーの特性の把握は,素材の製造過程では非常に重要であるが,一方でレオロジー特性の解釈には正確な基礎学問と豊富な経験的知識が必要になり,技術者の育成には膨大な時間を要するため,多くの製造過程では試行錯誤的なアプローチに頼らざるを得ない現状がある。

本書は基礎編・応用編の2編から構成され,基礎編では分散系レオロジーにかかわる最先端の研究を行っている研究者が,最新の理論,解析法および測定法について概説する。
まずは現在の大学課程では十分に理解されていない,分散系レオロジーの理論的基盤をまず学んでいただきたい。

応用編では分散系レオロジーにかかわって技術開発を行ってきた経験豊かな研究者が,実践的な分散系の取り扱いについて概説する。
実際の分散系にはさまざまなものが混同されており,一般に複雑な挙動を呈するが,実際のハンドリング技術を見ていただき,どのように試料調整を行っているのか,その指針を学んでいただきたい。

(本書「はじめに」から引用・抜粋)

【主な目次】
第1編 基礎編
第1章 分散系のレオロジーの基礎
第2章 レオロジーの測定と評価
第3章 サスペンション・スラリーのレオロジー
第4章 泡のレオロジー
第5章 エマルションのレオロジー
第6章 レオロジーの制御
第2編 応用編
第1章 塗料・インキ・コーティングのレオロジー
第2章 食品のレオロジー
第3章 化粧品のレオロジー
第4章 医薬・機能性流体
第5章 フレッシュコンクリート

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