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ロシアの鎖を断ち切るために 皇帝とボリシェヴィキを相手に戦ったボリス・サヴィンコフ /ウラジーミル・アレク 竹田円 沼野充義
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≪商品情報≫
著者名:ウラジーミル・アレクサンドロフ、竹田円、沼野充義
出版社名:作品社
発行年月:2025年09月
判型:四六判
ISBN:9784867930953
≪内容情報≫
★作品社公式noteで沼野充義氏による「解説」公開中→「ロシアの鎖を断ち切るために 試し読み」で検索!
サヴィンコフ、没後100年。
その数奇な生涯を克明に描いた記念碑的大作!
*
なぜロシアで、自由で民主的な共和体制が実現しなかったのか?
ボリス・サヴィンコフ(筆名ロープシン)の代表作『蒼ざめた馬』は、自らの経験に基づきテロリストたちの懊悩、葛藤を掘り下げた傑作で、世界中に一大センセーションを引き起こした。日本でも愛読者は多く、五木寛之がロープシンのこの作品に想を得て『蒼ざめた馬を見よ』を書いたのはよく知られている。本書は、ドストエフスキーの思想を継承し、カミュにも影響を与えたというサヴィンコフの思想の足取りを、綿密な調査と貴重な史料を駆使して、詳細に辿っていく。
サヴィンコフはエスエル(社会革命党)の武闘団のテロリストとして、帝政ロシアの打倒を目指し、二月革命後には政治的な要職につき一時期は表舞台で活躍する。しかし、十月革命後はボリシェヴィキ政権に反対する立場に回り、レーニン暗殺を企てたりもするが失敗に終わる。その後、西側に逃れチャーチルやムッソリーニなどと親交を結ぶが、ソ連領に潜入したところを逮捕され、獄中で亡くなる。サヴィンコフが夢見た、自由で民主的な共和政体はなぜ、ロシアで実現しなかったのか、という著者の問いかけは、こんにちのロシアを考えるうえでもきわめて重要な問いといえよう。
*
〈不屈の主人公の闘いは完全に過去のものとなったわけではない。だってそうではないか。自由を求める闘いはロシアでいまだに続いている。いやアメリカでも。世界中で。〉――本書「解説」より 沼野充義(ロシア/ポーランド文学者 東京大学名誉教授)
*
〈サヴィンコフの人生は小説のように読めるかもしれない。しかしその結果は現実であり、そこにはいくつか教訓もある。サヴィンコフが実行したテロは過去のものであり、歴史的記録の一部として封印しておかねばならない。現代では、大義がどれほど崇高であろうとも、こういった暴力はいっさい容認できない。しかし、彼を衝き動かした理想、そして自由なロシアを実現するための闘いが、一〇〇年前と同じくこんにちもきわめて重要であることに変わりはない。自由と権威主義の闘いはいまも続いているのだから。〉――本書「日本語版序文」より
*
【目次】
日本語版序文 ウラジーミル・アレクサンドロフ
著者からひと言
第1章 ロシアでは個人的なことはつねに政治的なこと
第2章 大臣
第3章 大公
第4章 破局
第5章 岐路
第6章 前線の背後で
第7章 革命を守る
著者名:ウラジーミル・アレクサンドロフ、竹田円、沼野充義
出版社名:作品社
発行年月:2025年09月
判型:四六判
ISBN:9784867930953
≪内容情報≫
★作品社公式noteで沼野充義氏による「解説」公開中→「ロシアの鎖を断ち切るために 試し読み」で検索!
サヴィンコフ、没後100年。
その数奇な生涯を克明に描いた記念碑的大作!
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なぜロシアで、自由で民主的な共和体制が実現しなかったのか?
ボリス・サヴィンコフ(筆名ロープシン)の代表作『蒼ざめた馬』は、自らの経験に基づきテロリストたちの懊悩、葛藤を掘り下げた傑作で、世界中に一大センセーションを引き起こした。日本でも愛読者は多く、五木寛之がロープシンのこの作品に想を得て『蒼ざめた馬を見よ』を書いたのはよく知られている。本書は、ドストエフスキーの思想を継承し、カミュにも影響を与えたというサヴィンコフの思想の足取りを、綿密な調査と貴重な史料を駆使して、詳細に辿っていく。
サヴィンコフはエスエル(社会革命党)の武闘団のテロリストとして、帝政ロシアの打倒を目指し、二月革命後には政治的な要職につき一時期は表舞台で活躍する。しかし、十月革命後はボリシェヴィキ政権に反対する立場に回り、レーニン暗殺を企てたりもするが失敗に終わる。その後、西側に逃れチャーチルやムッソリーニなどと親交を結ぶが、ソ連領に潜入したところを逮捕され、獄中で亡くなる。サヴィンコフが夢見た、自由で民主的な共和政体はなぜ、ロシアで実現しなかったのか、という著者の問いかけは、こんにちのロシアを考えるうえでもきわめて重要な問いといえよう。
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〈不屈の主人公の闘いは完全に過去のものとなったわけではない。だってそうではないか。自由を求める闘いはロシアでいまだに続いている。いやアメリカでも。世界中で。〉――本書「解説」より 沼野充義(ロシア/ポーランド文学者 東京大学名誉教授)
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〈サヴィンコフの人生は小説のように読めるかもしれない。しかしその結果は現実であり、そこにはいくつか教訓もある。サヴィンコフが実行したテロは過去のものであり、歴史的記録の一部として封印しておかねばならない。現代では、大義がどれほど崇高であろうとも、こういった暴力はいっさい容認できない。しかし、彼を衝き動かした理想、そして自由なロシアを実現するための闘いが、一〇〇年前と同じくこんにちもきわめて重要であることに変わりはない。自由と権威主義の闘いはいまも続いているのだから。〉――本書「日本語版序文」より
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【目次】
日本語版序文 ウラジーミル・アレクサンドロフ
著者からひと言
第1章 ロシアでは個人的なことはつねに政治的なこと
第2章 大臣
第3章 大公
第4章 破局
第5章 岐路
第6章 前線の背後で
第7章 革命を守る

